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アントレ第21期生の卒業記念パーティが終わりました

卒業パーティが終わり、21期生の送り出しが終わりました。

なんか中央に黄色い物体がいますが、あまり気にしないで下さい。

去年は気品あふれる女子の写真でしたが、今年は元気な男子達です!

2019party.jpg
※画質は大幅に劣化させております。

11時30分に始まったのですが、最後の生徒が帰ったのが17時頃でした。

最後ですからね…帰るのが惜しくなる気持ちはわかります。



全体的な結果に関しては4、5年生の頃の成績を考えるとみんな本当に良く頑張ったと思います。

外部に対して出す数字というのはもちろん意識はしますが、これはただの結果です。

2年3年と近い距離で指導をしていると、どこに進学するかという結果よりも、1人1人がどう育ってきたかという過程の印象が強く残ります。


ある生徒(Aくん)とはパーティ中にこんな雑談をしました


カ「Aは4年5年とズルしかしてなかったよなぁー、いつも答えを書き直して全部〇にしてたし笑」

A「あー、やめてそれ言うの!」

カ「何度指摘してもやめなかったよね。あの根性はすごかった笑」

A「ホント…黒歴史だから…」

カ「でも6年の夏期から一切やらなくなったよね。何かあったの?」

A「いや…うん、まぁ」

カ「まぁ、聞かないけど笑 でもあれからすごく伸びたよね」

A「ありがとう笑」


4、5年の頃はええかっこしいで自分を良く見せることばかり考えていた子でした。

6年の夏(ちょっと遅いですが)、できない自分を認めることができるようになり、質問にも来るようになり、どうやればできるようになるのかの相談もされるようになりました。まるで別人のような変化を見せたのです。

質問内容の質も高く、しっかり自分で吟味した後に持ってきたのが良くわかるので、これは間違いなく伸びると確信しておりました。

しかし本音を言うと、ちょっと遅いかな…と。

ギリギリ間に合わないかもしれない。

そう思っていました。



結果的に、Aくんは良い意味で期待を裏切ってくれました。



こんなことを言うと彼には悪いですが、別に受からなくても良いと思っておりました。

指導員がそんなことで良いのかとお叱りを受けそうですが、本音です。

だって彼は入試を迎える前に、すでに中学受験に成功しているんですから。

受験を通して人間的に大きな成長をしたことは間違いありませんし、たとえ今回受からなかったとしても、次の受験では必ず結果を残してくれるとわかっているからです。



彼だけではなく、それぞれの生徒がこの数年間で様々な成長を遂げております。

はっきり申し上げますが結果なんて、ボーダーライン上の生徒達にとっては運でしかありません。

その運を拾えたかどうかだけでこれまでの成長が評価されるなんてことは、あってはならないことです。

結果がどうあれ、大人がその成長をしっかり理解し、認めてあげることができれば、子供達は安心して中学校生活を送れるはずです。

我々大人が「大人である」ことが求められるのだと思います。



これから新たな中学校生活が始まります。

良いことも悪いことも色々な経験をすると思いますが、それら全てが人間的に成長する糧となります。

いつかまた、そうやって成長した姿を見せにアントレへ顔を出して下さいね。

長い間、ありがとうございました。



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2019年 武蔵算数講評

もう書いちゃいますね。


去年色々あったので笑


難易度
A…絶対に正解しなければいけない問題
B…出来不出来が分かれる問題
C…正答率は低いが取れたらアドバンテージになる問題
D…時間をかけるだけ無駄な問題



【大問1】
(1)数の性質
ア~ウ.(難易度A)
これを落とすようではおしまいです。

エ.「逆数」というので「うっ」となった受験生も多かったかもしれませんが、冷静に考えれば□/160の□に、160の約数が入るということがわかるので、約数の和を160で割るだけです。気合いで全部足しても解けますが、解いたあとに「あ、そういうことだったのか…時間無駄にした」となる問題です。約数の和の簡単な求め方はありますが、12個でしたら知らなくてもそれほどロスは無いです。

この(1)は「この下に計算などを書いてもかまいません」とありますので、部分点はありません。


(2)数の性質(難易度B)
難易度だけならAですが、「初めて割り切れなくなるのは」という1文をしっかり読んでいないと間違えます。
この問われ方も塾に通っていれば「あるあるパターン」ですが、本番の緊張の中落ち着いて読めたかが問われます。



【大問2】
平面図形

(1)~(3)(難易度B~C)
去年に続き、2年連続で角度絡みの相似形利用の問題です。

この問題は中々評価が難しいです。完答すれば圧倒的に有利ですが、0点の受験生もそれなりに多そうなので、これを落とした場合は他教科勝負になりそうです。

去年の大問2同様、(1)が出来れば(2)~(3)も比較的楽に解けてしまいます。(去年は小問になっておりませんが)

しかし、少し初手が難しく、直角、〇、×の合同、相似パターンに持っていき、「垂線」という発想につなげる必要があります。
(直角、〇、×の合同、相似パターンはアントレの対策プリで散々やりましたね…笑)

残念なことにこれが浮かばないとアウトです。

初手がうまくいかずに、時間ばかり浪費して焦ってしまった受験生の顔が思い浮かびます…。そういう意味ではもしかしたら難易度Cでも良いのかもしれません。

2年前の大問2の平面図形を思い出しました。



【大問3】
点の移動

(1)(難易度A)
1回目、2回目をそれぞれ求めるだけです。

(2)(難易度B)
難易度は高くありませんが、(1)が解けていないと一緒に間違えるので、そういう意味でBです。この問題は高さを求めにいっても良いのですが、ミスやタイムロスになるだけなので必要ありません。

(3)(難易度C)
ダイヤグラムがきちんとかければ解けますが、書かなくても前から調べていきながら「多分これだろう」で解けてしまい、さらに40秒1周期だからということでもう1つの答えが短時間出てしまいます。(答えの精度としてはあやしいですが…)

Cにした理由は「往復します」という表記が「往復し続ける」のか「1往復なのか」で迷った受験生もいた可能性があることと、「往復し続ける」場合、2つ答えが出るにもかかわらず「全て答えなさい」という文言が無かったので、不安になった受験生もいたのではないかと思ったからです。


この問題は初手から「ダイヤグラムを描く」という方向で走った場合、(1)~(3)が一気に終わります。しかし、問題の流れを考えると、(1)からダイヤグラムを描き始めた受験生はそう多くなかったと思います。ちなみに、「Qが5秒後に出発」という1文を読み飛ばすと全ておしまいです。



【大問4】
条件整理(場合の数)

(1)(難易度A)
2㎝が内か外に来るので、それぞれ求めるだけです。

(2)
(難易度A)
333321と333222パターンがありますが、333222パターンのことを忘れても答えは出ます。

(難易度B)
1を置きたいので、333321パターンを採用します。333222パターンを採用すると間違えるので注意が必要です。2と1を両サイド以外で連続せずに並べる方法を考えなければいけません。日頃から「重複・抜け」がないような書き出し練習が出来ていれば問題なかったと思います(今ちょうど4年生でやっていますね^^)

一応、書き出さずに無理矢理計算で解くならば、内側の3321で2と1が連続しない方法を求めればよいので、全体から2と1が連続する方法を引くというやり方もあります。12-3×2=6通り(説明略)

(3)
(難易度B)
最大333311と最小333111に区別して、間に1を入れる作業ができるかどうかです。

(難易度C)
すでにある2通りに加え、333211をひねり出さないといけません。
そしてこの3通りに対して並べ替えをしないといけませんので、難問というわけではありませんが、時間の関係もあり、しっかり答えを出し切るのは難しかったかなと思います。


日頃から「調べて書き出す」ということを苦にしないかどうかが問われる問題でした。

問題レベル自体は例年並みでしたが、検算が可能な問題がそれほど多くなかったため、平均点はおそらく例年並みか、少し低い位となり、受験者平均が40点前後、合格者平均が60点前後と予想します。


以上です。


【2月2日18:00追記】
平成29年度の難易度に近い印象を受けたので、合格者平均点は50点台かもしれません。少し予想を修正します。



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2019年 武蔵入試問題 算数解答速報

武蔵解きました!解いた時間が25分で、特に検算もしていないのでミスがあるかもしれません。自己責任でお願いします。
3で図の作成ミスに気付いて結構ロスしちゃいました…。


(1)
ア.素数を数えるだけです 答え 11番目
イ.足すだけです。答え 160
ウ.素因数分解して(5+1)×(1+1)=12個 答え 12個
エ.逆数の和と書いてありますが、約数の和を160で割るだけです(説明省略) 答え 189/80


(2)31で割り続ける基本問題です。「初めて割れなくなるのは」という所に注意が必要な問題です。+1を忘れないように 答え 333回目


(1)「角度が同じ」という条件を使って相似形を作りにいくのが初手です。 EからBCに垂線を引いてもFからADに垂線を引いても解けます。高さの比が7:5になるので、横の長さの比も7:5という所から8㎝を7:5に分割します。答え 10/3㎝
 
(2)FCが出たのでGCが6㎝と求まります。それを7/5倍すればABが求まります。答え 8.4㎝

(3)BFが求まるので、BF:ED=4:3から高さがわかりますので(面積と辺の比でもOK)、答えを出すだけです。答え 25.6㎝


上底+下底の変化の割合で答えを出します。(ちなみに初手からダイヤグラムを描けば一気に終わります)
(1)Qが動き始めてから(5秒後)、上底が3㎝/秒ずつ減り、下底が2㎝/秒ずつ増えるので、15÷(3+2)=3秒後 3+5=8秒後…1回目  15㎝差をつめるので15÷(3-2)=15秒後、15+5=20秒後答え 1回目…8秒後 2回目…20秒後

(2)上底+下底が12㎝のときに面積が75㎠ 20秒後は上底+下底が60㎝なので375㎠ 答え 375㎠

(3)ダイヤグラムを描くと(省略)10秒後、50秒後(40秒1周期なので10+40=50秒としても良い)とわかり、上底と下底の和が10㎝(上底は0㎝ですが)となり、62.5㎠ 答え 10秒後 50秒後 62.5㎠※「往復します」が「1往復」ならば10秒後のみが答えになりますが、問題文が「1分間の間に」となっているので、「往復し続ける」というのが正しいかと思います。(多分)



(1)1つ白くなるのでそれを外側にするか内側にするか 答え 18㎝、20㎝
(2)
ア.333321か333222の2パターン、1と2をどのように入れるかを考えればよい 答え 18、20、22、24
イ.333321パターンの並べ替え 323133、323313、332313、313233、313323、331323の6通り 答え 6通り
(3)
ア.最大→313133など 最小→313131など 
イ.313131が4通り、313132が6通り(2をどこに入れるか)、313133→3通り 合計13通り 答え 13通り

以上です。

おそらくどの塾よりも解答速報最速!


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ご連絡

昨年末頃から、主戦場をTwitterにしております!(ほぼ毎日更新)
またブログも少しずつ書いていきたいと思いますが、しばらくはあちらでやります。

カッシーのTwitter(ここから飛べます)

先日、ブログしかご覧になっていないお母様がおりまして、そういう方もいらっしゃるかと思い、連絡という形でのブログ更新でした。

よろしくお願いします!




理科が苦手な生徒達

先日、靴を新調したのですが、デビュー初日に生徒達に踏んだり蹴られたりしたため1日にして年代物感が出てしまいました。

こうなったら自分の靴に墨汁を塗りたくることで、生徒の靴を墨だらけにして仕返ししてやろうかと思いましたが、モノタロウで墨汁をクリックしてカートの中に入れた時、ふと冷静になったのです。


「自分も含めて誰も得しないのでは…床も汚れるし」


カートから墨汁を取り出し、代わりに安全靴を入れました。

理性的な人間で良かったとつくづく思います。





さて、非常にどうでもいい話が終わったところで、理科の勉強のやり方についてのリクエストを頂戴しておりましたので、書いてみます。



理科という科目の難しい所は大きく分けて2つあります。


1つ目は、生物、化学、地学、物理と4分野あり、それぞれにほとんど相関性が無い所です。(良い面でもあります)

例えば算数でしたら、倍数や約数を学べば、分数計算や割合計算の理解の助けになりますし、割合計算ができるようになれば、比を使いこなす助けになります。

平面図形と速さなど、一見関係無さそうなものも、比を使う点で共通事項がありますし、速さでダイヤグラムを描いてから相似形を利用することもあるため、無関係ではありません。

しかし、理科の場合は人体の知識を覚えたところで、天体の原理をつかむ助けには一切ならないのです。


2つ目は、「知識が重要な単元」と「原理の理解が重要な単元」が4分野に混在しており、その色分けができなければ、得意分野と苦手分野に分かれやすくなってしまうところです。


今回はこのテーマについて重点的に話をすることにします。


例えば算数が苦手で社会が得意という多くの生徒は、「何度も反復をして覚える」ということが勉強の手法のベースになっていることが多いので、生物分野などは得意ですが、物理や化学の計算分野になってくると苦手意識を持ちます。

大手塾から転塾してくる生徒はこの傾向が強いです。(もちろん良い面もあります)



つい先日、5年生で「電気」の学習をしました。

導入部分では基本回路の説明をします。

おそらくどの塾でもやるでしょう。


「豆電球1つに乾電池1つの回路に流れる電流を1とする」


というところから始めて、豆電球、乾電池それぞれを1個、直列、並列の3パターンずつに分け、3×3=9通りの回路を示します。

そしてその9通りの回路に流れる電流の大きさの数字を書き込んでいくのです。

ここで最も大事なことは、数字を覚えることではなく、数字を導くための作業手順を覚えることです。

どうやってその数字を導き出すのかの手順さえ頭に入れてしまえば、あとはその手順通りに行うだけで、全ての回路の数字を求めることができます。


しかし、電気が苦手な生徒はほぼ確実に数字を覚えにいこうとします。


頭を使うのが面倒なのか、作業手順を聞いていなかったのか、「9通りしかないので覚えられる」と思うのか、理由はそれぞれだとは思いますが、とにかく数字を覚えこみに走るのです。


実はこの最初のアプローチが重要な分かれ目になります。

数字を覚えこみに走った瞬間、もう頭は動いていないのです。

頭が動いていないのですから、イメージがわくこともありませんし、原理を理解できるわけがありません。

そして回路が複雑になり基本パターンから外れた瞬間に、何もわからなくなります。

その時にこう思うのです。


自分は電気が苦手だ


そして恐ろしいことに、一週間経って次の単元が始まるとせっかく覚えた数字も忘れます。

電流が2だったか1/2分だったか曖昧になり、朧げな記憶を手繰り寄せながら自己流に走り、間違った答えを書いてしまうのです。


彼らがやっていることは2ケタ×2ケタの掛け算を習う時に、15×17=255という式と数字を暗記しようとしているのと同じです。

「2ケタ×2ケタの筆算の手順」を覚えるのではなく、例題で出てきた数字を暗記しているのです。

もちろんこの例ではそんな学習をする生徒はほぼ皆無だとわかりますが、電気の場合はその冗談みたいな学習法がまかり通っているのです。(もはや勉強ですらありませんが)



原理や作業手順を理解することが好きな生徒ならば理科の成績が良いのかというと、そうでもないこともあります。(もちろん必要条件ではあります)

その性格が強すぎると、単純暗記を面倒くさがる傾向があります。

なぜなら彼らからすれば


「ちょっとしたルールさえ理解すれば、どんな問題でもその場で頭を使えば解ける」


から取り組むのが楽しいのであり、やっていることはゲームとほとんど同じです。

「Aボタンでジャンプができ、Bボタンでダッシュができて、十字キーでヒゲのおっさんが動く」という単純なルールのゲームだからこそ、それらを駆使して色々考えながらギミックを攻略していく楽しさがあるのです。


「この崖どうやって越えるの?」

「Bダッシュとジャンプ組み合わせれば越えられるんじゃない?」

「そっか、やってみる」


という会話と


「この回路はどう解くの?」

「この作業とこの作業を組み合わせればできるんじゃない?」

「そっか、やってみる」


という会話は本質的には同じです。


つまり作業を覚えようとするのは、ゲームに参加するために必須だからやれるのです。


しかし、ただの暗記作業は、基本的には暗記をすることで完結してしまいます。

エンドウのおしべの本数を覚えたところで、それを何かに使うことはありません。

説明書に「Bボタンでダッシュができる」と書かれていたところで、ゲーム本体を持っていなければ細かな操作をいちいち覚えたりしません。


ですから、単純知識を嫌がる子が暗記作業をしようと思ったら、理由付けが必要になります。


カッシーの授業では「早押し」というゲームをします。

チーム戦形式にして、クイズの早押し形式で競わせるのです。

テンポとスピード感が重要でして、10分あれば50問近く回せます。

多くの生徒達はここで活躍するために、単純知識でもしっかり覚えくれます。


もちろんテストで点を取るため、順位を上げるため、クラスを上げるため、とそれぞれ違ったモチベーションで覚える生徒もおりますが、あまりそういったことを気にしない幼いタイプの生徒でも、なぜだかここで活躍したいようです。

このように、何かしらの動機付けが必要なのかもしれません。



いつものように、ダラダラと長くなってしまったのでまとめます。


・分野を色分けし、勉強法を変えること。

・原理や作業手順の理解必要な単元では、単純な暗記作業に走らず、手法を理解してから演習を繰り返すこと。

・暗記作業が重要な単元では、反復して覚えるための動機付けをしてあげること。


以上に気を付けて学習してみて下さい。

参考になったら幸いです。



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プロフィール

カッシー

Author:カッシー
首都圏の中学受験専門塾で教室長をやっております。
中学受験情報、塾内での出来事、雑談等を記事にしていきます。
mail:kassy@sk-antore.com
HP:カッシーが教えている塾
Twitter:@kassy_ant

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