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アントレ第23期生の卒業記念パーティが終わりました

先日、第23期の卒業パーティが終わりました。

毎年、教室ごとに全員でやっていたのですが、今年は密を防ぐため、さらにクラスごとに分けて行いました。

個別の先生達(アントレ卒業生)もたくさん来てくれて生徒達も嬉しそうにしていました。

sotsugyou23.jpg
※荒く加工したひばりヶ丘教室6Sクラスの集合写真(撮る瞬間のみマスクを外しております)


毎年のことなのですが、コスプレをするのが一人なのでどうテンションを維持していくかの戦いが始まります。


まぁ圧勝でしたけど


また、各指導員から生徒達にこれからのメッセージを送る時間があるのですが、この格好で真面目な話をしても説得力が無いので、そういった話は他の指導員に任せて、カッシーからは「人生楽しもうぜ」という趣旨の話をしました。

多少の説得力はあったのかなと思います。


さて、今年度の受験生は、例を見ない特殊な環境で受験勉強を行いました。

アントレ生には動画授業やZoom授業を受けるための環境整備、GoogleClassroomの導入など、様々な面で負担を強いてしまいました。

3月以降、生徒達とそのご家庭には事前に十分な説明時間や準備時間が無いまま、ひたすらお願いだけをしてなんとかついてきてもらった記憶しかありません。

そんなバタバタした対応をしていたにも関わらず、保護者の方からは有益なアドバイスや差し入れをたくさん頂きました。

受験学年だけではなく、塾生の皆様には感謝しかありません。


また、塾生だけではなく、スタッフにも同様に負担をかけさせてしまいました。

進んでいる方向が正しいのかどうかもわからぬまま、文句一つ言わずについてきてくれたことに感謝しております。


今回のことで、色んな方に支えてもらってアントレという塾が成立しているというのを、改めて感じることができました。


そして、幸いなことにアントレ内からも感染者が出ずに受験を終えることができました。

これもひとえにマスク、アルコール消毒、換気(冬は寒かったですが)などに協力してくれた生徒達のおかげです。


本当にありがとう。(そしてこれからもよろしく!)



さて、入試の結果に関して常日頃から伝えていることですが、上か下に大きく抜けていない限り、結果に関しては運要素が非常に大きいです。

もう一度受験をすれば相当数が入れ替わることは、模試や過去問の出来等から容易に判断できます。

このような事実を踏まえて、思うような結果を残せなかった受験生に伝えたいことがあります。

思うように結果がでなかった場合、色々と考えが巡り、中々抜け出せないことがあると思います。

その時には


「結果に対してどういう気持ちを抱くか」

「結果に対してどう考えるか」

「結果に対する分析」


この三つはすべて切り離して考えると良いです。

よくわからないと言われそうなので、説明します。


「結果に対してどういう気持ちを抱くか」に関しては、答えは決まっています。


思いっきり悔しがって欲しいです。


別に結果なんてどうでもいいやーではなく、心からしっかり悔しがり、それを覚えておくことで「次は同じ気持ちになりたくない」という気持ちから、後の自分の行動を変えることができます。

しかし、少し時が経つことで徐々に冷静になり、思考の中心が「心」から「頭」に切り替わっていきます。

次に触れますが、このこと自体は気持ちを切り替えるきっかけになるので良いことです。

ただ、悔しい気持ちを「切り替える」ことと「風化させる」ことは別です。

「受験で思うような結果が出せずに悲しい気持ちになった」というのは合格できなかった受験生が持ち得る唯一無二の経験で、この貴重な経験から湧き出た気持ちを風化させることは無いようにしたいです。


次に「結果に対してどう考えるか」に関してですが、「考える」という時点で「心」から「頭」に切り替わった後の話となります。

ちなみにこれも答えは決まっています。


ポジティブに考えることです。


というより、ネガティブに考える必要性がないというのが正しいです。

結果が決まっている以上、人生における分岐がすでに完了しております。

ルートが確定している以上、実際にどうかはわかりませんが


「どうせろくな道に続いていないだろう」


と考えるよりも


「この道はきっと素敵な道に違いない」


と考える方が圧倒的に楽しいわけです。

というより、前者に生産性が無さすぎます。


そしてこの内容はわりと日頃から生徒達に伝えていることでもあります。

簡単な例を挙げると、電車で降りそびれてしまったというミスを犯した時に


「本なんか読まなきゃよかったよ」
「早く次の駅つけよ」
「逆側のホームいくのダルいなー」


こんな思考を巡らせているより


「まだ本の続きを読めてむしろ良かった」
「窓から見える風景がいつもと違って中々新鮮だな」
「そういや次の駅に気になってたラーメン屋あったな。せっかくだからこのチャンスに食いにいくか」


降りそびれてしまったという結果が決まってしまった以上、後者のようにその状況を楽しむ方が明らかに人生幸せに生きられます。

ただ、中には前者のようなネガティブ思考にひたっている最中にこそセロトニンが分泌されるという変態もいるかもしれませんが…まぁ、少数派でしょう。


最後に「結果に対する分析」に関してですが、これは嬉しいとか悲しいとか、ポジティブとかネガティブとかを度外視し、「なぜこのような結果になったのか」を客観的に冷静に分析するということです。

冒頭で話をした「運が悪かったから」というのは原因の一つではありますが、神に祈る以上の対処法が存在しないためこれは分析する意味はありません。

しかし運に関しても、大きく上に抜けられずにボリュームゾーンにいたから運要素が介入してしまったわけで、運要素の介入を排除しきれなかった原因自体は分析することが可能です。

これは先ほどのポジティブ思考と特に切り分けて考えなければならない部分で、ポジティブ思考は未来の話をしているのに対し、分析は過去の話となっております。完全に第三者視点でこれまでの自分を見つめ直すという作業が必要です。

そうなると、順番は過去→未来がいいんじゃない?と思いがちですが、「心」から「頭」に切り替わった時にポジティブ思考になっていないと、冷静な振り返りというのは中々難しいものです。

悔しさや悲しさが残っていて切り替えが終わっていない段階での分析は客観性を欠きやすいので、これまでの話をまとめて順番にすると


しっかり悔しがる→ポジティブ思考→冷静な分析


これが良いと考えます。


分析部分を補足しますが、どういう分析結果になるかは人ぞれぞれで全然違ってくるものの、結論部分は「他責」ではなく「自責」にすることをお勧めします。

ちなみに気持ち的に楽になる方は他責ですので(例えば親、学校、友達、塾のせいにするとか)、これは一概にどちらが良いとは言えませんが、生産性という観点から見ると自責が良いです。

ちなみにカッシー自身はアントレの生徒で一人でも結果が出せなかったとしたら、アントレのせいだと考えています。

と言いますか、そう考えないとアントレ自身が進歩しないため、実際にどうだったのかは関係なく、その結論以外に選択肢がありません。

もっとああしていればとか、強引にでもこうさせていればとか、振り返ればいくらでも思い付きます。

その上で翌年度から実行可能なことを少しずつ行っていくというのを、毎年のように行っております。


というわけで、この3つが上手に出来れば、人の痛みに対して共感力が増すのと同時に強い意志を持ち続けられ、ポジティブで前向きになり、次の分岐では望む方に進める確率が上がります。

それがなんと、無料でできます。(準備段階でたくさん使っていますが…)


これはやるしかないでしょ!


これをやらずに「結果そのもの」に感情がひっぱられすぎて、切り替えができず、ネガティブ思考の時間が増え、結果分析も他責オンリーという状態だけにはならないようにして欲しいです。




最初はこんなことを書くつもりは全くなかったのですが、書き始めたら


キーボードを打つ手が止まらん


という状況になり、たくさん書いてしまいました。

この内容、別に卒業パーティの記事じゃなくて良いんじゃないかと何度か思いましたが、書いてしまった以上仕方ありません。


というわけで、結果が思い通りに行った人には全く役に立たなかった記事となりましたが、これからの人生で思うようにいかないことはいくらでも起きます。

そういうときに少しだけ思い出してくれると嬉しいです。


それでは、これからの中学校生活、ぜひともポジティブ思考で楽しんで下さい。


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2021年 武蔵算数講評

※去年の記事を流用しようとしたのですが、間違えて上書きしてしまうというやらかしをしてしまったので、去年の記事が消えました。→復活しました。キャッシュデータを下さった方、ありがとうございます。



難易度
A…絶対に正解しなければいけない問題
B…出来不出来が分かれる問題
C…正答率は低いが取れたらアドバンテージになる問題
D…時間をかけるだけ無駄な問題



【大問1】
(1)計算問題(難易度A)
答えが634/2021で、分子が634(ムサシ)で分母が2021(2021年)という、割としょうもない答えでした。最後の分子の計算が43×47となっており、どの塾も2021=43×47というのは当然生徒達に伝えていると思うので、筆算をする必要がなく2021と出せます。この問題で受験生の緊張がとけたかもしれませんね。


(2)仕事算(難易度A)
A+BとAの仕事量の比から時間の比を出すのが初手です。標準的な算数の力があれば特に問題ありません。
(イ)は少し意地悪な聞き方をしていて、スタートが「Bが故障するまでの間・・・」という書き方になっているため、故障するまでの間に入れた水の総量を答える問題と勘違いしてしまった受験生もそれなりにいると思います。

少し疑問に思ったのが、大問2(速さ)と問われている内容があまり変わらないところです。(逆比を使いこなせるかどうか)
ここからつるかめ算やいもづる算に持って行くタイプかと思いきや、そうではなかったので、個人的にはそっち方向に派生して欲しかったです。



【大問2】
速さ

9割方出題される速さが昨年出題されなかったので、今年はほぼ確実に出題されることは予想できました。
問題自体は一般的な「ヘ」の字問題ですので、丁寧に計算していけば完答できるはずです。

(1)(難易度A)
速さの比から、時間の比を求め、出発からゴールまでの時間を分割していけば解けます。

(2)(3)(4)(難易度B)
(1)が解ければ(4)までは雪崩式に解いていけます。検算が可能な問題でもあるため、スピードのある受験生、もしくは大問3、4を上手に切った受験生はこの問題を完答できているはずですが、実際にはノーミスで最後まで完答できた受験生は半数以下のように思います。



【大問3】
平面図形

(1)(難易度A)
正六角形の一般的な分割が出来れば瞬殺です。

(2)(3)(難易度C)
長さの比がわかっている場所が特殊なので、初手で一般的な砂時計・ピラミッドの合同・相似ではなく角度利用からの合同・相似へと思考を切り替える必要があります。正六角形なので30°30°120°の二等辺三角形や正三角形を利用する視点を持ちながらアプローチすることが大事です。GHが中心を通るということに気づけば、初手で中心に点を打てるため、合同発見から崩せます。

難易度をCとしたのは、まず平面図形が苦手な生徒は(2)以降は間違いなく解けない難易度になっていることと、もしかしたらBI:IDを2:3と決める時に、ICDとIOD(Oは中心)が合同であるという明確な説明を書かないと満点が取れない可能性があると思ったからです。もしそこが雑で良いならば難易度はBになるかもしれません。

(3)は(2)が解ける実力があればそのまま解けます。


今年の平面図形の問題はある程度の難易度はあったものの、(1)を大幅に軽くしたことで、(1)が解ければそのまま完答できるが、解けないと0点という、大きく差がつく問題にはしてこなかったことが印象的でした。



【大問4】
条件整理

(1)(難易度A)
サイコロの展開図です。立方体になる組み合わせを選ぶだけなので、ほとんどの受験生は解けているはずです。

(2)
(ア)(難易度B)
3つ書けば良いという問題なので、全く法則がわからなくても時間をかけて自力で見つければ解けます。ただし、展開図が苦手な生徒だったり、大問3までで多くの時間を消費してしまった受験生は見切ってしまった可能性があるため、難易度はBとしました。時間がたっぷりあれば難易度はAの問題です。


(イ)(難易度D)
時間があるならば難易度はCですが、一般的な武蔵を受けるレベルの受験生でしたら、この問題に時間をかけるよりも前の問題の見直しに時間をかけるべきです。大問4は、お決まりの「式や考え方を書きなさい」という記載が無いため、部分点が設定されていない可能性もあるからです。

実際には1と11、2と10、3と9、5と7の組み合わせを考えれば答えは絞り込めますが、時間が無い中でそれに気づけた受験生はごく少数のように思います。

(ウ)(難易度BもしくはD)
たとえ(イ)が解けなくとも、直感的に最大の数字がわかりやすいため、答え自体は出せます。それで正解というならば難易度はBですが、その答えが最大である理由が説明できていない、もしくは(イ)が正解でない場合は得点が無い、もしくは減点というならば難易度は一気に上がりDになります。


今回のテストは大問1と2を完答しやすいため、序盤から焦らずに進められた受験生が多かったはずです。特に大問1の(1)は計算の見直しをする必要がない答えなため、大問1(2)や大問2の見直しに時間をかけられたように思います。

その一方で、大問3と4をどこまで追いかけるか、問題切って見直しに入るかを選択させられるため、残り時間が短くなってからが大変だったように感じます。

今回は少し予想が難しいです。理由としては大問3(2)、大問4(2)の(イ)(ウ)の部分点をどのラインで設定しているのか次第で、平均点が大きく変わってくるからです。

もし厳しく採点しているとすれば受験者平均は40点前後、合格者平均が60点前後。
部分点をしっかりくれるとなればそれぞれに5~10点を足す感じになると予想します。

曖昧ですいませんが、ここは完全に採点基準次第なので申し訳ありません。


以上です。


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2021年 武蔵入試問題 算数解答速報

武蔵解きました!解いた時間が26分で、特に検算もしていないのでミスがあるかもしれません。自己責任でお願いします。


(1)答えがギャグみたいな計算問題です。 答え 634/2021

(2)普通の仕事算です 答え (ア)52分(イ)毎分105L


(1)よくある「ヘ」の字の速さの問題と同じです。速さの比の逆比を利用して時間の比を出していけば求まります。
答え 12時15分
 
(2)答え 時速1.2㎞

(3)答え 30分間

(4)答え 14時09分



中心をOとし、ODへ補助線を引けば、ICDとIODが合同とわかるので、そこから崩せます。
(1)答え 20/3㎠

(2)答え 4/9㎠

(3)答え 9/4㎠



(1)サイコロの展開図の問題です。 答え 2,4,5,6
(2)以下の10個のうち3個書く問題です。
答え (2,5,6,7,8,10)(2,5,6,7,10,14)(1,5,6,7,8,11)(1,5,6,7,11,12)(3,4,5,6,7,9)(3,5,6,7,8,9)(2,3,6,9,10,13,)(2,3,6,9,10,14)(1,2,6,10,11,14)(1,2,6,10,11,15)のうち3個
(3)答え 10通り
(4)答え (1,2,6,10,11,15)

以上です。

おそらくどの塾よりも解答速報最速!


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成績を上げるってどういうこと?

皆さん、お久しぶりです。

決してサボッていたわけではありません。


機を伺っていただけです。


こう書くとちょっとカッコいいですよね。

親に勉強しろと言われた時にも使えますが、生徒は真似しないように。


そしていつもながらの長文なので、閲覧注意です。



「成績を上げられる塾こそ良い塾だ」という意見があります。

Twitterをやっていると塾関係者の意見に否が応でも触れることになるのですが、最近頻繁に目にします。

こういった意見は、成績を上げることに自信のある塾の運営者が発信することが多く、広告宣伝やサービスに力を入れている大手塾や、人気取りが上手なだけの講師に対する批判のような意味合いで発信をしているように思います。

このようなツイートに対しては、いいねやリツイートが数多くつくことが多いです。

もちろん間違っている意見ではないですし、おそらく正しいのですが、カッシーはイマイチ賛同できないというか…まずそもそも良く分かってないのが


「成績を上げるって何?」


ということです。


お前、塾の仕事を何年やっているんだよ…。


と怒られそうですが、正直未だに本当の意味を理解していません。

本当はカッシーだって


「そうだよね!うん、わかる!」


と、その輪の中に飛び込みたいわけです。

たくさんいいねしたいんです。

しかし、今まさに書きながら、高校時代によく知らないバンドのライブを初めて見に行った時の気持ちを思い出しました。


熱狂する聴衆

ノリきれない自分


そんな気分です。


成績を上げるって何なんでしょう?

どういう状態からどういう状態になれば成績を上げたと言える状態になるのでしょうか。


偏差値が高くなったこと?
その塾で偏差値65に上がったとしても、その子が70まで上がるポテンシャルのある子だとしたら、むしろ下げていますよね。


わからないことがわかるようになったこと?
転塾前にわからなかったことが転塾してわかるようになったと言っても、2回目の学習ですから同一条件ではないですよね。


また、どうなれば成績を上げられる塾と認定されるのでしょうか。


模試の平均偏差値が高い塾?
そういう塾って知っていれば最初から下位者は来ないですよね。もしくはついていけない子はどんどん辞めていってるだけの可能性もありますよね。


第一志望合格率が高い塾?
受かりそうな学校を第一志望にするように誘導すればいくらでも高くできますよね。


志望校別コースの合格率が高い?
そもそも受かりそうに無い生徒を初めから足切りしてますよね。あと、合格した時だけ分母にカウントする別ルートの生徒いますよね。







書いていて


ただの性格の悪いやつ


になっていることに気づきました。最後だけやけに具体的だったし。


まあ、アントレにしても


「アントレは入塾テストが無く、こんな規模なのに合格実績が良い」


と褒められることが良くあります。

こんな規模なのにというのは正直ほっといて欲しいのですが、ぶっちゃけ優秀な生徒が来てくれているから実績を出せているだけです。

優秀な生徒が来てくれる土壌を作ったという点では評価される部分はあるのでしょうが、成績を上げられる塾かと言われたら、正直わからないというのが本音です。

いや、自信はありますよ?カッシーはアントレは最高の塾だと思いますし、考える力をつけさせるため、志望校に合格してもらうために日々生徒達を指導しています。

しかし、もしかしたら元々超優秀な生徒達ばかり入ってきており、ちょっとずつ全員をダメにした結果が今の実績という恐ろしい塾である可能性はゼロではないのです。




自傷行為はこの位にしますが、最後に冗談めかして言ったことが、もしかしたら真実かもしれないという可能性は誰にも否定できません。

なぜなら今まで書いてきたことは全て対照実験が不可能だからという一言に集約されるからです。

大量の人間をコピーして何セットも作り、様々な塾にまとまった数を入れて学力の伸びを比較するという手法を取ることでしか、成績を上げられる塾はどこか決めることはできません。

つまりアントレも


「自塾は正しいことを教えているはずだし、学力を伸ばすために色んな工夫もしている。熱意もあるし、それを信じてついてきてくれ!」


と言うことはできますが


「ウチは成績を上げられる塾です!(ドーン)」


とは言えないわけです。

なぜなら自分達が正しいだと思っている教育手法が、本当に正しいかは誰も証明できませんから。

つまり成績をアピールするなら


「うちの塾の成績を上げるための手法や熱意は、どの塾よりも優れていると信じています!」


これが正解です。

なぜなら「成績を上げられると信じている」こと自体を否定することはできないからです。





うーん、でもなんか弱いですよね。


「ウチに来ればどの塾よりも成績が上がりますよ!」


と言われた方が例え嘘でも自信がありそうで、入りたくなりますよね。





そういえばカッシーは帰る時に、治安のあまりよろしくない所を通るのですが(近道なので)、毎日愉快な服を着たオッサン達に声をかけられます。その時に


「一杯どうですか?ウチはかわいい子をそろえる努力をしていますよ!」


と言われても


「そうなんだ、頑張ってね」


としか思いませんが


「一杯どうですか?めちゃくちゃかわいい子、たくさんいますよ!」


と言われると


「…マジ?」


って思ってちょっとだけ心ひかれます。(アホですので)



でも本当はオッサンのかわいい子ハードルがティッシュ箱くらい低いことも知っていますし、そもそもひばりヶ丘にかわいい子なんていないことも知っています。




……


地域密着型の塾の人間として言ってはいけないことを言ってしまった気がしますが、冗談です。冗談。

さらに言っておきますが、カッシーは入ったことありませんよ?

そういうお店、興味ないですから。

他人の生命線の長さと同じくらい興味ないです。





で、何でしたっけ。

すぐ脱線するので戻るのが大変です。


そうそう、そんなモヤモヤした気持ちを持ちながら


「成績を上げるって結局何だよ…わかんねぇよ…」


と思ってたのですが、最近気づいたことがあるんですよ。

「成績を上げられる塾」と謳っている所は、ほぼ全て高校受験の塾だったのです。

中学受験の塾はあまりそういうアピールの仕方をしません。

アピールするのはどこに何人入れたとかその程度です。


ということは、もしかして成績というのは学校の成績のことなのかなと。

それなら合点がいきます。

学校の成績で毎回60点の生徒が毎回100点を取れるようになればそれは成績を上げたと言っていいです。

なぜなら上限値を取れているからで、他塾だったら半分の時間で100点を取れるようになっていた可能性があっても、得点上では同評価です。

中学受験の場合は小学校のテストは100点が当たり前なので、基本的に成績は模試で判断されることになるのですが、満点を取れる模試なんて無いため、どんなに良くなったように見えても、他塾ならもっと良くなっていた可能性が必ず残ってしまうのです。


そう考えると中学受験の塾って何なんでしょうね。


例えば生徒に素晴らしい指導ができたとして、高校受験なら学校の得点が上限値に近付いていくという目に見える成果を得られます。

しかし、中学受験では偏差値を50をささっと55に上げたところで


「この調子で上がっていけば御三家いけるかしら」


と思われて、実際に御三家を受けて不合格になったら


この塾は最後に伸ばしてくれなかった!


となって評判も落ち





nomoney.jpg
出典:https://rank1-media.com/I0000654


あ、マネーは満額もらってましたね…。




それならばむしろ途中まで雑な指導をし、あえて伸ばさず


「我が子の力は大体この位か…」


と思わせ偏差値50近辺の学校を第一志望にしてもらい、最後だけちょっと本気出して教えて固く合格させた方が、最終的な満足度は高くなっていたかもしれません。


むずい…むずすぎるよ中学受験…。


結局、中学受験塾の良し悪しを判断するのは、我が子の成績が上がっているかでは無いということです。

そもそも上がっているのかどうかすらよくわからないのが中学受験ですし。


塾の良し悪しを判断するには

塾の教育理念が家庭の方針と合っているのか。

学力を伸ばすための手法とレベルが我が子に合っていそうか。

教える人物は信頼できそうか。

子供が楽しく通えそうな雰囲気作りが出来ているか。


これらが最も大事な点です。

学力も性格も環境も違う「他人が出した合格実績」を塾選びの最優先に置いてしまうと、塾が合わずに、子供に負担をかけることになる可能性が上がるので注意したいですね。



こんな長文を書いてしまって今更ですが、書いたことを少し後悔しています。

というのも来月、入室説明会があるのですが、開口一番


「アントレに入れば成績爆上がりですよ奥さん!」


と叫んで溢れんばかりの自信をアピールする計画があったのですが、こんな記事を書いてしまい根拠が全くないことがバレてしまったため、計画の再考を余儀なくされたからです。




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6月授業について、塾生アンケートの結果分析(長文注意)

先日、6月1日からの授業の方向性を決める上で、塾生に2度のアンケートを取りました。

ご協力いただきありがとうございました。


それでは、アンケート結果を分析します。

※あくまでもカッシーの個人的な分析になりますので、アントレとしての決定ではありません。

まず初めに、6月1日からどの形態での授業を希望するか、シンプルに2択で行いました。

・Zoom授業を継続
・対面授業と動画の選択制(春期講習と同様の形)


この2つです。

結果は以下の通りになりました。

sentaku.jpg

234件の回答のうち「Zoom授業を継続」が少し多いですが、ほぼ半々でした。

このアンケートで大きく差が出るようでしたら終了にしようと思っていたのですが、僅差のため2回目のアンケートを行いました。


2回目のアンケートで調査したかったことは以下の3つです。

①希望しなかった方法になっても、それほど困らないご家庭の割合調査

②対面授業と動画の選択制になった場合、動画の選択をするご家庭の割合調査

③Zoom授業の満足度の調査(これはオマケ程度)


①を正確に調べるために、前回のアンケートで「Zoom授業を継続」を選んだご家庭と、「対面授業と動画授業の選択制」を選んだご家庭でアンケートを分けました。


まず、前回「Zoom授業を継続」を選んだご家庭のアンケート結果を載せます。

4科それぞれで「対面授業に対するZoom授業の質」を調べました。

zoomsansu.jpg

※ここでは算数だけの結果を載せておりますが、若干社会の満足度が高かった程度で4科ほぼ同じような配分でした。

この結果から、前回「Zoom授業を継続」を選択したご家庭は、Zoom授業の質は対面授業に劣っていないという判断をしていることがわかります。

むしろ


Zoom授業>対面授業


になってませんこれ!?

Zoom授業に関してはかなり試行錯誤したので嬉しいと言えば嬉しいのですが、これはこれで少し複雑な気持ちですね…。


次に授業の質以外での結果です。

zoomsougou.jpg





めちゃくちゃええやん


思わず事務室以外の階の賃貸契約を解除しようかなと思ってしまいました。

さすがにここまでは予想していませんでした。

確かに「通塾時間」「お弁当」などでは圧倒的に時間や手間が削減できています。

指導員とのやり取りもGoogle Classroomで簡単にできるようになりました。(むしろ対面時より密になった気が…)

当然デメリットもありますが、総合的に見て今の状態の方がメリットが大きいと考えている方が多いようです。

もっとも、アンケートの結果に関しては単純な質の良し悪しの比較ではなく、「今の状況なら」というバイアスを入れて回答している方もいらっしゃると思いますので、完全にコロナ以前の状況に戻った時には同じ結果にならない可能性もあることに注意したいです。


最後のアンケートです。

zoomsentaku.jpg


Zoom授業が良くても対面が始まったら、動画より対面を選ぶという方がほとんどでした。

この結果から

1回目のアンケートで「Zoom授業を継続」を選んだ多くの方が

Zoom授業>対面授業>動画授業

この位置づけであり、2割強の方は他人との接触をなるべく避けることが第一優先になっていることがわかりました。



次に「対面授業と動画の選択制」を選んだご家庭のアンケート結果です。上記と同様の順番で貼ります。

taimensansuu.jpg


1回目で対面授業を希望したわけですから、これはさすがに「少し悪い」と「悪い」に寄ると思っていたのですが…。

むしろ


平均すると良い側に寄ってない!?


これは完全に予想外でした…。


次に授業の質以外の結果です。

taimensougou.jpg


1回目に「Zoom授業を継続」を選んだ方の1割程度が「少し悪い」であったのに比べ、「少し悪い」「悪い」が4割まで増えています。

これも完全に予想外でして、Zoom授業を希望せず対面授業を希望したわけですから8割近くになると思っていました。


上記2つの結果を見て少々疑問に思いました。

この方々はなぜ1回目で「対面授業と動画の選択制」を選んだのだろうかと。

そう思ってもう少し深く分析してみました。

実はこのアンケートは回答した個人を特定することはできませんが、特定の1人の全回答を追うことができます。

全員分分析したところ

授業の質→少し良い
授業以外→少し悪い

授業の質→少し良い
授業以外→少し悪い

授業の質→ほぼ変わらない
授業以外→ほぼ変わらない

こういった方が多く、平均すると対面授業とZoom授業はほぼ変わらないが、どちらかというと対面授業の方が良いということで、1回目に対面授業を選択されていることがわかりました。

中には
授業の質→良い
授業以外→少し良い

例えばこのように選択しているにもかかわらず、なぜか「対面授業と動画授業の選択制」を選択している方も何名かいらっしゃいましたが、回答するアンケートを間違えたのか、別の理由があるのか、ちょっとわかりませんでした。

いずれにせよ、先述の

①希望しなかった方法になっても、それほど困らないご家庭の割合調査

これに関して言えば、1回目のアンケートで「対面授業と動画授業の選択制」を選んだご家庭に多かったことがわかりました。


最後のアンケートです。

taimensentaku.jpg

ほとんどの方が対面授業を希望して「対面授業と動画の選択制」を選んだことがわかりました。

これは予想通りでした。

ちょっと気になってごく少数の「動画授業」を選択された方の全回答をチェックしてみたのですが、授業の質や授業以外で「少し悪い」「悪い」に入れている方が1人もおらず、むしろ「少し良い」「良い」が多かったです。


いやいやいやいや、おかしいでしょう。


「対面授業と動画の選択制」を選びながら実際には対面授業は受けずに動画を選択し、なおかつ対面授業よりZoom授業の評価が高いって…。

まさか…。


動画授業>Zoom授業>対面授業


こういうことか。



なんかちょっと悲しい…
※対面授業の質を上げられるよう努力いたします!






さて、結論を書きます。

(※この結論はあくまでもカッシーの分析ですので、別の数字の読み方があるのかもしれません。実際にどうなるかは週明けにスタッフと話し合って決めることになります。)

Zoom授業を継続して欲しい方は、アントレが行っている現状のやり方にそれなりに満足している方が多く、安全面を考えても今の方法を継続して欲しいと思っている方が多いことがわかりました。

対面授業と動画の選択制にして欲しい方は、Zoom授業でも良いが対面授業が可能ならば対面授業に参加したいと思っている方が多いことがわかりました。

このアンケート結果だけを参考にするならば、しばらくはZoom授業を続けた方が良いというのがカッシーの結論です。


実はやっている側もわかっているんです。

対面授業よりZoom授業の方がクオリティ高い部分多くない…?ということに。


算数はほぼ対面の白板と近いことをやれており、デメリットだと思っていた手元を見る件も、生徒達の挙手→ノート表示が上手になってきてほとんどストレスを感じなくなりました。図形などもツールが補正してくれるのでより丁寧に書けます。全教科で言えますが、1秒後に消えるポインターが優秀すぎてとてもやりやすいです。

国語は文章を画面に出すことができて、〇〇ページの〇〇行を見て~など言う必要がなく説明がしやすいです。

理社はプリントノートを画面上に表示させられるので、どこに何を埋めれば良いのか生徒達がわかりやすくなっています。

早押しも面白いですが、投票問題も面白いですよね。自分が生徒だったら絶対やりたいです。

授業中に生徒達同士でふざけることが物理的に不可能であり、集中力を保ちやすいです。ミュート、チャット制限、待機部屋等を利用すれば簡単に場をコントロールすることができます。

デメリットもありますが、個人的にはメリットが上回っているように思います。

ただし、効率等を度外視して単純に「会って授業を受けたい(授業をしたい)」という気持ち、こればっかりはどうしようもありません。

上手に良いとこ取りをしながら、これからベストな方法を考えていきたいです。





さて、ここからは少々黒いカッシーがでます。

実は今年度はコロナの影響で対面授業が出来ず、3~4月頃の入塾者が例年に比べて圧倒的に少ないです。

経営的に見ればさっさと開いた方が良いんですよね。

問い合わせの中で、「対面授業が再開したら体験授業を受けます」という方もいらっしゃいます。

6月から開くという塾も出始めるでしょうし、そういった生徒を他塾にもっていかれてしまう前に動いた方がもちろん良いわけです。

近年、ひばりヶ丘教室は5階を増設しましたし、練馬教室も駅前(サピ前)に移転をしました。今回もZoom授業を行うために色々と出ていくものは出ていきました。





早く回収させてーーーー!!!(魂の叫び)


というわけで、ここまでアンケートの分析をしておきながら、もし6月1日から対面授業が行われるようになったら


アントレ、本当にヤバいんだな…


と思ってそっとしておいて下さい。


※5/24現在では東京都の休業要請緩和のステップ2に学習塾が入れられております。これらの事実も踏まえ、月曜日中に相談をし、火曜日中にGoogle Classroom上で全生徒に通達できるようにいたします。



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Author:カッシー
首都圏の中学受験専門塾で教室長をやっております。
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