ゴール決め方と達成の仕方3
実際に参考になるような具体例を出していきます。
【S 問題を具体的に洗い出す】
アントレの算数テストで結果が出ない場合
①大問1の正答率が低い。
②大問2以降の正答率が低い。
このどちらかになります。
その原因を考えます。
まずは①について
・計算力が低い。
・以前の単元の定着が甘い。
・ミスが多い。
次に②について
・白板問題の〇が少ない。
・白板問題の復習に時間が取れていない。
・白板問題の復習時間は取れているが定着しない。
次にこれをどう解決するのかを考えますが、全部書いていたらキリがないので、今回は一番下の「白板問題の復習時間は取れているが定着しない」のみ触れます。
一番手っ取り早いのは解答の暗記で終わっていないかを確認することです。
問題をどう考えて解いたかを誰か(なるべく問題を深く理解している人物が望ましい)に説明させ、正しい説明になっているかどうかを確認してみて下さい。
復習をやっているのはみんな同じです。ほとんどの子は時間をとって頑張っています。
しかし「やった」というのがどのレベルなのかはその子次第です。
そのレベルが元々高い子は勝手に伸びますが、低い子は残念ながら伸びません。
ですから、まわりのサポートによってある程度強制的に引き上げることが必要です。
引き上げることに成功したら、あとは勝手に伸びるルートに乗せれば良いです。
しかし、まだ幼い小学生ということもあり、実際にはサポートがある時にしか引き上がらない子が多いのです。
その場合は受験まで面倒を見る必要がありますので、結果を出そうと思うと親の根気(もしくは財力)が試されます。
【M 達成度を測定する】
例えば白板の復習について「日をおいて2回連続正解するまで繰り返す」などの目標を決めたとします。
その場合には
・解いてみたけれどもできなかった→×
・ミス等で間違えていたが、考え方は合っていた→△
・できた→〇
このように印をつけたり色のついたシールを貼ったりして(日にちを書いておくとさらに良い)、必ず現在の状況が見えるようにすることが大事です。
目標達成できているかを一目でわかるようにすることで達成感を得られますし、実際にあと何問身につけなければならない問題が残っているのかもわかりやすくなります。
【A 達成可能な目標を設定する】
これはそのままなので書くことは無いです。
適度な目標にして下さい。
【R 自分の欲求と達成したい目標に関連性をつける】
勝手にそれらしい目標を作ったところで、モチベーションが無ければ達成することは難しいです。
ただ「国語で70点を目標に頑張る」というだけではダメです。
「なぜ国語で70点を取る必要があるのか」を本人の口から説明できなければ、目標達成のための努力を継続することができません。
まずはそこをじっくり話し合って目標を決める必要があります。(「話し合う=言って聞かせる」ではありません)
よく生徒が愚痴を言いに来ます。
「なんかお母さんに次のテストで算数80点取れって言われたんだけど…意味わかんない無理…」
AとRが不適切な例です。
愚痴を言いに来るだけで、どうやったら目標達成をできるかという相談にすら発展しないため、モチベーションがまるで上がっていないことがわかります。
結局は目標をもう少し下げ、軽く勉強のアドバイスはするのですが、本人発信の前向きな相談では無いため、あまり響いている感じはしません。
「ライバルに勝ちたい」「クラスを上げたい」
このように本人から湧き出る欲求をベースにして具体的な目標を設定して下さい。
【T 期限を決める】
ダイエットで「5㎏痩せたい!」というような目標でしたらしっかり期限を決める必要があります。
ただし、中学受験の場合は色んなものに自動的に期限がついているので、あまり考える必要はありません。
元々塾というもの自体がペースメーカーの役割を持つので、通っている以上様々な場面で勝手に期限を設定してくれます。
例えば次のまとめテストで良い点が取りたいと思えば、自動的に一か月後に行われますのでそこが期限になります。
以上です。
SMARTのうち、AとTは書くことがありませんでしたが、他の部分は少し具体例を書いてみました。
参考になれば幸いです。
そういえば数年前に卒業した生徒で、確認テストやまとめテストの得点が恐ろしく高い生徒がいました。
6年後期に全クラスで四科のまとめ算数の確認テストを毎週12問やるのですが(全16回)、おそらく彼女の樹立した平均11.8点(12点満点)という記録は二度と抜かれることはないでしょう。
その生徒にどんな対策をしているのかを聞きました。
「テストまでにやらなければいけないことを自分で全て紙に書き出す」
「終わったら1つずつ線を引いて消していく」
「どんどん消えていくのがとても快感」
…
そこに欲求があるのはズルいです。
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【S 問題を具体的に洗い出す】
アントレの算数テストで結果が出ない場合
①大問1の正答率が低い。
②大問2以降の正答率が低い。
このどちらかになります。
その原因を考えます。
まずは①について
・計算力が低い。
・以前の単元の定着が甘い。
・ミスが多い。
次に②について
・白板問題の〇が少ない。
・白板問題の復習に時間が取れていない。
・白板問題の復習時間は取れているが定着しない。
次にこれをどう解決するのかを考えますが、全部書いていたらキリがないので、今回は一番下の「白板問題の復習時間は取れているが定着しない」のみ触れます。
一番手っ取り早いのは解答の暗記で終わっていないかを確認することです。
問題をどう考えて解いたかを誰か(なるべく問題を深く理解している人物が望ましい)に説明させ、正しい説明になっているかどうかを確認してみて下さい。
復習をやっているのはみんな同じです。ほとんどの子は時間をとって頑張っています。
しかし「やった」というのがどのレベルなのかはその子次第です。
そのレベルが元々高い子は勝手に伸びますが、低い子は残念ながら伸びません。
ですから、まわりのサポートによってある程度強制的に引き上げることが必要です。
引き上げることに成功したら、あとは勝手に伸びるルートに乗せれば良いです。
しかし、まだ幼い小学生ということもあり、実際にはサポートがある時にしか引き上がらない子が多いのです。
その場合は受験まで面倒を見る必要がありますので、結果を出そうと思うと親の根気(もしくは財力)が試されます。
【M 達成度を測定する】
例えば白板の復習について「日をおいて2回連続正解するまで繰り返す」などの目標を決めたとします。
その場合には
・解いてみたけれどもできなかった→×
・ミス等で間違えていたが、考え方は合っていた→△
・できた→〇
このように印をつけたり色のついたシールを貼ったりして(日にちを書いておくとさらに良い)、必ず現在の状況が見えるようにすることが大事です。
目標達成できているかを一目でわかるようにすることで達成感を得られますし、実際にあと何問身につけなければならない問題が残っているのかもわかりやすくなります。
【A 達成可能な目標を設定する】
これはそのままなので書くことは無いです。
適度な目標にして下さい。
【R 自分の欲求と達成したい目標に関連性をつける】
勝手にそれらしい目標を作ったところで、モチベーションが無ければ達成することは難しいです。
ただ「国語で70点を目標に頑張る」というだけではダメです。
「なぜ国語で70点を取る必要があるのか」を本人の口から説明できなければ、目標達成のための努力を継続することができません。
まずはそこをじっくり話し合って目標を決める必要があります。(「話し合う=言って聞かせる」ではありません)
よく生徒が愚痴を言いに来ます。
「なんかお母さんに次のテストで算数80点取れって言われたんだけど…意味わかんない無理…」
AとRが不適切な例です。
愚痴を言いに来るだけで、どうやったら目標達成をできるかという相談にすら発展しないため、モチベーションがまるで上がっていないことがわかります。
結局は目標をもう少し下げ、軽く勉強のアドバイスはするのですが、本人発信の前向きな相談では無いため、あまり響いている感じはしません。
「ライバルに勝ちたい」「クラスを上げたい」
このように本人から湧き出る欲求をベースにして具体的な目標を設定して下さい。
【T 期限を決める】
ダイエットで「5㎏痩せたい!」というような目標でしたらしっかり期限を決める必要があります。
ただし、中学受験の場合は色んなものに自動的に期限がついているので、あまり考える必要はありません。
元々塾というもの自体がペースメーカーの役割を持つので、通っている以上様々な場面で勝手に期限を設定してくれます。
例えば次のまとめテストで良い点が取りたいと思えば、自動的に一か月後に行われますのでそこが期限になります。
以上です。
SMARTのうち、AとTは書くことがありませんでしたが、他の部分は少し具体例を書いてみました。
参考になれば幸いです。
そういえば数年前に卒業した生徒で、確認テストやまとめテストの得点が恐ろしく高い生徒がいました。
6年後期に全クラスで四科のまとめ算数の確認テストを毎週12問やるのですが(全16回)、おそらく彼女の樹立した平均11.8点(12点満点)という記録は二度と抜かれることはないでしょう。
その生徒にどんな対策をしているのかを聞きました。
「テストまでにやらなければいけないことを自分で全て紙に書き出す」
「終わったら1つずつ線を引いて消していく」
「どんどん消えていくのがとても快感」
…
そこに欲求があるのはズルいです。
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