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お試し受験

昨日(今日)は記事を書きながら寝てしまい、気がついたら朝でした。

先ほどの面談中に

「今日は更新されていませんよね^^」

と言われてしまったので、休憩時間に加筆し送信!

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リクエスト記事です。

「お試し受験は必要か」

1月に埼玉や千葉の受験があります。2月に本命校があり、第2志望以下に1月校がある場合もありますが、今回は通わせるつもりはないけれども受験をするというケースに限定した話をします。

そもそも何故通わせる必要がないのに受験をするのでしょうか。



【入試の雰囲気を一度経験させる】
入試は合不合等の模試と違い、ちょっと異様な場です。校舎前には塾関係者がズラーッと並び、声掛けと握手のラッシュです。人も模試とは桁違いに多く、ここで圧倒されてしまう子も出るかもしれません。

事前にこの辺を経験しておけば不安がなくなるという考え方もあります。



【実力を確かめる】
大体の模試は12月で終了です。1月に模試はありませんから、1月の模試代わりに受ける方もおります。

1月の○○に受からないのに、2月の○○に受かるはずがないと考えて、1月の結果次第で2月の組み立てを考えるケースもあります。



【みんなが受けるから受ける】
1月校が終わったら塾や学校では

「○○受かったー!」

などと大声で言う子もおります。そこを受けて落ちた子もいるのに、そのあたりの空気が読めない子もいるわけです。

大きな声に出さなくても、何となく○○ちゃんはここを受けて合格したとかダメだったとか耳に入ります。

そういった話の輪の中に入れないと、何となく疎外感が生まれます。それがどうしたと思うかもしれませんが、繊細な子で気にする子は気にします。



【自信をつける】
ほぼ100%合格できる学校に出願をし、まず1つ合格を与えて自信をつけさせます。これが目的の方は結構多いんじゃないでしょうか。

「合格した学校がある」という状態で2月を迎えるのとそうでないのとは気持ちの面で違ってくるかもしれません。



と、挙げればキリがないのですが、大体この位ではないでしょうか。

ただ、これも結局その子によるとしか言いようがありません。別に気にしない子は気にしないと思います。

ちなみに、カッシー家の場合は兄も私も妹も1月は1校も受けておりません。兄はもっとひどくて2月1日の発表がまだにもかかわらず、合格を確信したのか知りませんが、2月2日は学校に行くという暴挙に出ておりました。大物なのかアホなのかよくわかりません。こういう、ず太い家庭もあるということです。

まあ正直、1月を受けなかった一番の理由は


「寒いから」なんですけれどもね!


寒いの苦手なんですよ!暑いのも苦手ですけれども!



というわけで、色んな考え方がありますから、上記のメリット(?)とその子の性格を考えて決めて下さいね!





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すべり止めと合格率2

前回の続きです。

【偏差値帯によって大きく違う】
前回の記事では、かなりざっくりした計算で合格率を出しましたが、これはあくまでも80%偏差値という数字が疑いも無く正しいものと仮定した時の話です。

実は偏差値60の子が65の学校を受かる確率と、偏差値35の子が40の学校を受かる確率は同じではありません。後者の方が圧倒的に受かりやすいです。

理由は特にここでは書きませんが、事実としてそういう傾向にあります。ここ数年の動向を知っている塾関係者ならば誰もがわかっていることです。

このあたりのことも考慮して下さい。


【持ち偏差値を勘違いしてはいけない】
人間良かったことは良く覚えているものです。偏差値60を取ったことがあるというのと、毎回取っているのではまるで意味が違います。1回取ったことがあるだけで、その実力があると思ってはいけません。

「友達が全国1位なんだよー、すごくない?」

色んな人がこのセリフを聞いたことあると思いますが、その全国1位の友達は多分全員別人です。

また、最後の模試(12月)が一番入試に近いので参考になるからと言って、そのデータしか見ないのは良くありません。模試の結果は平気で±10近く前後します。たまたま良い時が最後に来たかもしれません。その結果を見て「最後に伸びた!」と勘違いし、志望校の選定を間違えないように気をつけて下さい。

そして一番やっかいなのが、カンニングをして良い偏差値を取ったパターンです。毎年何人かおります。これについては、また別の機会に記事にしようと思います。



【模試の偏差値よりも過去問】
かなり初期の記事で書きましたが、合不合と難易度や形式が似ている学校はそう多くありません。算数を見ても最後の方にある問題レベルを出題する中堅校はありませんし、最初の方にある問題レベルを出題する難関校もありません。また、時間もそこまで厳しく作られておりません。

実際に過去問を解き、合格最低点に対してどの位足りていないのかというデータを参考にする方がよっぽど重要です。

ただ、この際に気をつけたいことは3点あります。

1つ目は「採点」です。記述の多いものに関しては難しいです。基本は自分や親が解説を読みながらどこがポイントなのかを考えて採点して欲しいですが、どうしても甘くなりがちになってしまいます。迷った時は塾の指導員に頼むのも良いでしょう。

2つ目は「カンニング」です。これは別の機会に書きます。

3つ目は「絶対評価」です。ちょっと意味がわからないかもしれませんので補足しますと、例えば合格最低ラインが180点だったとすると、それはその年の受験生内での相対評価でつけられたものですが、自分が過去問として解く時はそれが絶対評価になるということです。

① 9月に過去問を解いて合格最低点-40点(上記の例だと140点)だった。
② 9月に模試を受けて偏差値-15だった。

①と②は両方とも合格には全然足りておりません。この結果を見て

「よし、ここから努力して差を埋めるぞ!」

と誰もが頑張るのですが①の差は埋まる可能性が高く、②は低いです。

①は頑張った分マイナスの数字が減りますが、②は頑張ってもまわりが同じだけ頑張ったならマイナスの数字が減らないからです。

①は伸びて行く様子が実感できるし、声がけがポジティブなものになりやすいです。②はその逆でネガティブ要素が詰まっています。どちらを重視すべきかは精神衛生面も考慮すると言うまでもありません。

過去問の結果が秋の段階で多少悪くても諦めないで下さい。とは言うものの、もちろん限度はあります。諦める必要があるかどうかはわが子の授業を担当している塾の指導員に聞いた方が良いです。授業を担当していない教室長等に聞いても意味はありません。偏差値から客観的な答えが返ってくるだけです。

長年指導している人ならば、学校の問題傾向とその子の持つ特徴から、同じ偏差値でも合格可能性がある子とない子を見分けられます(「合格可能性がある」=「合格する」ではありません。攻めても良い位の合格率があるということです)。直接「合格はムリ」と伝える人は少ないでしょうから、そのあたりはニュアンスで掴む必要があるかもしれません。



【最後に】
過去問を解いていない今の段階から不安になる必要は全くありません。今はとにかく幅広い偏差値帯の学校に足を運んで、通わせても良いと思える学校を絞り込んでいくことです。

中堅校にも良い学校はたくさんあります。上位の学校(一部の特殊な学校を除く)と違う所と言えば、メンバーの差位なものです。学力のある友達やOB(OG)に価値があるという方は、自分自身が学校内で目立たない存在で6年間過ごす可能性というデメリットも忘れてはいけません(もちろん学力だけが尺度ではありませんが)。

中堅校ならば友達やOB(OG)の学力はそこまでではないかもしれませんが、注目を浴び、期待を背負いながら6年間過ごすことができる可能性があります。悔しければ大学入試の時にリベンジすればいいんです。

2月1日で第一志望に選ばれやすい学校の倍率は約3倍です。

みんなが1日に本命を持ってくるわけではありませんし、複数回あるところもありますが、それを考慮しても半分以上は第二志望以下へ行くわけです。


「すべり止め」


という言葉はわかりやすいので使う一方で、心の中では


「いくつかある行きたい学校の中の1つ」


と思うことができれば良いかもしれませんね。



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すべり止めと合格率1

リクエスト記事です。

「すべり止め校として考えて良いのは持ち偏差値に対して-5?-10?どこまで下げれば良いのか見当がつかず、不安がつきません。」

という内容でした。

まず、偏差値という言葉についてですが、「四谷大塚の合不合80%偏差値」であることを前提にお話したいと思います。

ご存知だとは思いますが、例えば偏差値50の学校を偏差値50の生徒が受けたら、80%の確率で合格できます。これはあくまでも過去のデータであって、次年度もそれが適用されるとは限りませんが、そこは読めないところなので、あまり考えないようにします。

すべり止めをどこまで下げれば良いかという質問に対してですが、これは受験回数に大きく依存すると考えて下さい。



【すべり止め校が1校で1回しか受けない場合】
すべり止めというのはほぼ100%に近い確率で受かるからすべり止めなのであって、受かる可能性が高いというだけでは意味がありません。

これを考えると偏差値50の生徒が偏差値50の学校を受ける場合、計算上では80%の合格率になります。当日の体調が悪かったり、苦手なところを多く出題されたりした場合を考えると、確実というには少し物足りません。

偏差値45の学校を受ける場合ですと、ほぼ確実ラインまできます。40なら確実と言ってしまって良いでしょう。

すべり止めを1回だけに設定している場合は、かなり安全策をとるべきです。



【すべり止め校を複数回受ける場合】
こうなると、考え方がさきほどと全く変わります。この場合は偏差値のマイナスをとるどころか、むしろ若干プラスにしても滑り止め扱いになることがあります。

複数回のうちどこか1回でも受かってしまえば合格になりますから、全部落ちる確率がほぼ0%に近いならすべり止めとして機能します。

例えば偏差値50の学校を偏差値50の生徒が3回受ける場合を考えます。1/5で落ちますから、それが3回連続で起きる確率は1/125、つまり99%以上の確率で合格できます。これならば確実と言ってしまって良いでしょう。

偏差値55の学校を3回受ける場合も考えてみます。偏差値が+5になると1/2で落ちますから、それが3回連続で起きる確率は1/8、つまり87.5%で合格できます。すべり止めとしては若干不安ですが、この数字をどうとらえるかは各ご家庭の判断にお任せします。

このように、受験回数によって合格率はかなり変動しますので、計算してみて下さい。


次回は受験回数だけでなく、他の要素も考えてみます。



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過去問の相性と学校選択2

続きです。

実は逆の考えもあったりします。


【アントレ卒業生の例】
麻布が第一志望だった生徒がおりました。その生徒は真面目なタイプで開成に受かる実力もあったのですが、ご両親は

「真面目なタイプの子が多い学校に入れたらそれに拍車がかかってしまうので、自由なところに入れて良い意味で変わって欲しい」

とおっしゃってました。

3日の筑駒も考えていたのですが、本人は

「両方受かっても麻布に行く」

と言っていました。

結局両方受かったのですが、私としては色んな面で筑駒が良いと思いましたので少しアドバイスをしました。入学の手続きをする当日の朝までずっと迷っていたようで、本人曰く

「電車に乗ってから決めた」

と手続き後アントレへ寄った時に教えてくれました。

筑駒の件はオマケでしたが、このように本人の性格を考えて逆のタイプの学校を選択するという場合もあります。



【性格で決める】
例えば性格に真面目さがない子の学校を選択する時に

「この子は性格的に規則が厳しくないところが合っているだろう」

と考えて自由な校風の学校に入れてしまうと、それに輪をかけて何もやらなくなってしまい、結果的に高校に上がれなかったということもあります。

そういう子ほど、程よく管理してくれる学校に入れてこぼれないように見てもらった方が良いかもしれません。

同様に、真面目で勉強習慣がしっかりある生徒は、管理してくれる学校に入れなくても自分で勝手にやるので、むしろ逆に自由な校風のところを選んで本人の好きにやらせる方がのびのび育って良いという考えもあります。



【能力と適正で決める】
記述を苦手としているわが子の学校選択をする時に、過去問を見て

「記述が多い学校だなー、入ってから苦労しないだろうか…」

と思っても、そこから

「だからといって、回避するのもどうだろうか。ものをしっかり書けるように育って欲しいな」

という思えばその学校を考えてもいいと思います。

同様に細かな知識を全く覚えようとしない子を、知識問題を多く出題する学校に行かせれば、ルーチンワークをしっかりやる子に育つかもしれません。



【性格や能力の逆を考える場合の注意事項】
このように本人の性格と能力の逆をとって、人間的にバランスを取るという考え方もあるということです。

ただ、問題となるのは過去問を解く時に適正がないと多少苦労することです。いくら親がバランスを取りたいと思っても、肝心の合格点が取れないのでは入ることもできません。塾側と良く相談する必要があります。

もう1つ注意しておきたいことは、この考えは親だから理解できるのであって、当の本人には中々理解できないこともあります。子供は自分の性格や適正にあった学校を気に入る傾向がありますから、本人と良く話し合って下さい。



【最後に】
第一志望がダメで、入試問題の質も校風も違う第二志望の学校へ行く生徒は毎年それなりにいます。

そういう生徒が、大学生になってアントレを訪ねて来る時に良く言うのが

「この学校で6年間過ごせて正解だったと思う。もし、○○(第一志望の学校)だったらついていけたかわからないし、上位でいられたからモチベーションも保てたところがあると思う。学校のフォローも良かったし、先生達の期待を感じることができて頑張れたことが良かった」

本人の顔を見れば、心からそう言っているのがわかります。

もはや何が正解なのかわかりません。

この仕事をやっていてわかったことはどの学校を選択するかより、行った先でどう過ごすかの方が圧倒的に重要だということです。

学校選択はその子の一生を決めるとても重要なイベントですが、ただ決めたという事実があるだけです。幸せになるかがその瞬間決まるわけではありません。

そろそろ過去問を解いていく時期になります。「相性」が良いのか悪いのかは合格するためには重要なことですが、もう少し視野を広げてみると、そんなに重要ではないかもしれません。



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過去問の相性と学校選択1

リクエスト記事です。

「過去問との相性で学校に合う合わないを決められるのか?」

という質問に対してです。

まず過去問に関してですが、入試問題というのはその学校が欲しい生徒を合格させるように作られています。

例えばコツコツ頑張る子が欲しいという学校は努力してきた生徒が得点を取りやすいように作っておりますし、地頭や感性の良い子が欲しいという学校は、そういう力が要求される問題を出題してきます。

難関校の場合でも、前者は塾で解きこなしてきたよくあるパターンの問題を複合したり、少し条件を複雑にして出題してきます。後者はその場で問題文をよく読んで条件を整理しながら推理したり作業したりすれば、受験勉強をしていなくても解けるような問題を出題してきます。

これは算数や理科の問題で顕著に出ます。

もちろん前者だけ、後者だけという学校は存在しませんが、比較をすると明らかにわかります。

得点率でも違います。今年の開成の理社は受験者平均8割強、合格者平均9割弱で、差は3~4点です(毎年そうブレません)。特に言及しませんが、これだけで何を考えているのかがわかりますよね(個人的には合格実績を競う大手塾が理社学習において過剰な量を押し付ける原因は、トップ校がこういうことをやるからだと思っております)。

出題形式でも違います。武蔵のようにどの科目も入試問題でひたすら書かせる学校は、入学してからもひたすら書かせます。レポート、レポート、レポートです。書くことで自分を表現することが苦でない生徒でないと、向きません。

中堅校でも同じです。計算や一行問題の配点が厚かったり、理社も基本事項中心の出題をし、基礎が固まっているかどうかを重視する学校もあります。そういった学校は「最低限の基礎力さえあればあとはウチが育てる!」という意気込みで6年間指導をしてくれるでしょう。



入試問題にはその学校のメッセージがこめられております。そのメッセージをキャッチし、対話できる生徒を学校は求めているのではないでしょうか。


もちろん対話できるだけの基礎力は持ち合わせておきましょうね。


言葉知らないとしゃべれないし!


次回に続きます。



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プロフィール

カッシー

Author:カッシー
首都圏の中学受験専門塾で教室長をやっております。
中学受験情報、塾内での出来事、雑談等を記事にしていきます。
mail:kassy@sk-antore.com
HP:カッシーが教えている塾
Twitter:@kassy_ant

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