6年生の理科について①

新6年生のみなさん。今の理科キツいですよね。

思えば今キツい生徒は5年の下からすでにキツかったはずです。電気、化学の計算、力学。かなりの受験生(特に女子)が苦労をする単元を、ここ数ヶ月でこれでもかというくらい集中的にやってきたわけですから。まとめテストの得点で1ケタ近い数字が並んだ生徒もいたはずです。そして、その数字に反比例してお父様お母様方の怒りのボルテージが上がっていったことでしょう。

しかし、安心して下さい!なんと、この苦行はとうとう来週で終わります!



何がどう安心なのか問い詰められそうですが、いいんです。とりあえず形だけでも終わらせたというのが今回は重要なのです。なぜなら、一部の学校を除き、今アントレでやっているレベルが受験で出題されるレベルとそう違わないからです。

学校によるので一概には言えませんが、四谷偏差値60以下でしたらほぼ全ての学校に適用されます。つまり、今現在アントレのまとめテストで6~7割を取れるようでしたら、すでに入試で合格に必要な点は確保できるということです。

何でそんなに難しい問題を今からやらせているの?と思われるかもしれませんが、実はそういうことでもないんです。上記のような単元で、難しい入試問題を出す学校自体、一部の上位を除いてそもそもあまり存在せず、ほぼ限られたパターンのものが多いです。手順さえしっかり理解できていれば解けるわけです。つまり、問題レベルがどうこうという話ではなく、単純に単元自体が小学生が理解するには難しすぎるのです。だから、この単元の原理を理解しているかというだけで受験生の選り分けが出来てしまうことに加え、難しい問題を出そうとしてもほとんどの受験生が解けないので、学校としては出題する意味がないんです。



逆に考えれば、1年前の今この時期にすでにそのレベルに達しているということ自体がすごいことであって、現時点で届いてなくても何も問題はないんです。大事なのは今現在の得点を責めることではなく、まとめテストで2割しか取れない子が、1月2月までにどうやって残り4~5割を埋めるかのプランを立てることです。

ちなみにアントレではこれらの単元を以下のようにくり返し学習をしていきます。

6年前期→夏期講習→6年後期→冬期講習

あと4回やるタイミングがあります。毎年の生徒の様子を見るに、どこかでは原理を掴んで、入試レベルに達してくれています。1回で理解し使いこなせる生徒、3、4回やってようやくという生徒等まちまちですが、生徒全体の人数に対する仕上がった生徒の割合を時期別に書きますと、

今現在(2割)→6年前期(3割)→夏期講習(5割)→6年後期(7割)→(後期の個別(8割))→冬期講習(9割)

大体この位の推移です。中には後期に個別を取って、理科を集中的に仕上げていく親不孝な生徒(お金的な意味で!)が一部います。ただ、これはかなり効果があるのですが、あくまでも最終手段というのを忘れないで下さい。また、気をつけておかないといけないのは、今まで形だけでもちょこちょこと触れてきて「何となくだけどわかった」というベースがあり、最後に個別で花開くのであって、何もないのに個別で一気にやっても、忘れていくスピードも速いです。

正直に申し上げますと、残念ながら残り1割はわかっていないまま入試へ突入します。補習等で特訓はするのですが、その場限りの理解で終わってしまい、定着していないまま入試へ突入するという生徒です。こういった生徒をなるべく0に近づけていくのが我々の目標です。


これを読んで誤解して欲しくないのは、じゃあ9割の生徒はどこかで勝手にできるようになるから安心!ということではなく、各々の時期にそれなりの努力をして、それが積み重なっていった結果の9割なのです。現時点で得点が取れないことにさほど問題はありませんが(今の時期のテストや模試の結果が悪く出る→親の精神がやられるという問題はありますけれども!)、自分なりにあがき続け、なるべく早い段階で習得していくことを目指すことが大事です。

ただ、今あがくことがそれほど意味のない生徒もおります。それは今の「力学総合」「電流と発熱」という単元の特性なのですが、長くなりますので、続きは次回に書きます。

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平成27年度 受験体験記

受験体験記が完成しました!表紙はこちら。

taikenki.jpg

受験体験記は生徒と保護者の両方が執筆されています。内容的にもボリュームがどんどん増えてきておりまして、6、7年前は隣のセブンで資料を送る時に1㎝でいけたのですが、5年程前からセブンの店員さんに無理矢理1㎝の枠に押し込んでもらい(安いし!)、3、4年前からはついに諦めて2㎝で送るようになってしましました。今年もどうやら2㎝で確定のようです。

ひつじ年なので、かわいい親子のひつじが2匹が飛び跳ねている絵柄にしました(体験記にぴったりですね)。子は親を縮小して反転させただけという説もありますが、あまり深いところは突っ込まないようにしておきましょう。

卒業生の方は是非取り来て下さい。内部生の方には本日から配布します。外部の方は資料請求をしていただければ同封しておきますので、ちょっと見てみたいという方は是非よろしくお願いします。

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MATH QUIZ... 解答?

math quiz

結論を先延ばしにするスタイルでいきます。頑張って読んで下さいね^^
まずほとんどの人が考えたであろう2つの規則

規則① 右の数字の差が16、14、12、10と減っている

規則から、次の数字は差が8なので20-8=12 答え12
ただ、これは左の数字との関連性が全くなく、右の数字だけを追いかけていく作業です。これを正解とするには、左の数字との関連性を説明する必要がありそうです。

規則②
9×8=72
8×7=56
7×6=42
6×5=30
5×4=20

この規則
掛ける数を1ずつ小さくしていく規則が発見できました。ということで次は×3で

3×3=9 答え9

しかし4がないのが不自然です。4はあえて表記せず、飛ばして3にしたとすれば(「もしくは掛けられる数-1」を掛ける数とすれば)

(4×3=12)←これを消している
3×2=6 答え6

これが結論になります。おそらく6の方がスマートですが、答えが9だとしても間違えとは言えません。

ただ、答えが12、9、6だと2つの疑問が残ります。なぜ4がないのか、そしてなぜ3と9が赤いのかが不明のまま終わります。ということはこの問題おそらく、その2つの謎を解く問題であることがわかります。

そこで色々と考えをリストアップしていきました。


「左の数字だけに注目すると赤が3、9である。3と9だけが持つ特徴は何か」
「右の数字だと72は赤でそれ以外が青、72だけが持ち、他の数字にはない特徴は何か」
「左右の和、差、積、商(商はすでに上でやっています)から何か見えてくるか」
「右の数字を約数に分解→個数、和、左の数字との関連性を見る」
「左と右は独立して考えてはいけなく、全体を1つの記号として考えるべきか」
「72(ななじゅうに)ではなく、N進法を使った72(ななにー)もしくは7と2に分解し、その関連性を見る」
「数字をデジタル表記に直した時の線の本数、表示の出方や消え方」
「9=72ではないので、=は別の何かを表していることがわかる。他の記号ではなく=を使った意味は何か」
「少年の顔がムカつくのは、どのパーツのせいなのか」


実際にはこの数倍は考えましたが、量も多いのでこのあたりでやめます(原因は多分口です)。

上記の「デジタル表記」「=に別の意味」「72は特殊」という情報からデジタル時計が浮かびました(特に56と72で色が違ったのは良いヒントでした)。「=」は「:」を表しているのかもしれないということで、デジタル時計を考えると9:72だけは赤くなる理由が解決できます。実際にはそう表示されないからです。他の時刻は表示できます。ということは「3=??」は表示できない時刻ということになります。この規則によると、1時間16分差からスタートをして、差が2分ずつ縮まっていきます。そうすると最後が1時間8分差になるので、4:12です。しかし、赤字のエラー表示なのでこれを3時台に直すと3:72です。

これで4が抜けている理由と赤字の理由が解決できました。
ということで 答え72

わー、パチパチー。



何か違和感ありませんか?72が思いついたとき、私は違和感MAXで答えにするのをためらいましたが、みなさんはどうでしょう。まだ下を見ないで少しだけ考えて欲しいです。




何か思うことはあったでしょうか。では、いきます。




9=72が赤字なのは良いです。それは問題の設定ですから。1つわからないのは何故3が赤なのかということです。そしてもう1つ、「3の場合は赤にならないといけない理由があって、そのせいで72になる」というのと「出題者が3を赤にしたから72が答えである」というは全く意味が違うということです。

何言ってんだこいつという人用にもっと簡単に言えば、3=??の部分は「4:12でいいよね。普通に表示できるじゃん。なんでわざわざエラーを出してんの?」ということです。もっと言うと、この問題は青字の5=20の部分を消して赤字の4=??として、答えを80にするということは許されるのかということです。もし、これがダメで、3の部分でしかエラーが許されないとすると、その原因を突き止めないといけないので、それをしていないのに答えを72にするのはスマートではないということです。

実は最初に9=72が赤字でエラーをはくということに気づいた時、すぐさま理由として、「もしかしたらこの時計は『時』部分の表示が1ケタしか存在しないから、10時~11時59分までの間はずっと赤字になってエラーをはき続けるのかなとか考えたのですが、『時』の部分が1ケタまでしか用意していないような○○(汚い言葉)な時計がはたして『分』を3ケタまで用意しているのかという疑問にぶつかったのと同時に、そもそも3時台でエラーはいてるじゃん…と思い考え直しました。

ということはエラーの原因は『時』ではなく『分』かなと思い考えてみたところ、両方ともエラーをはいているのが「12分」なんですよね。「12分」は何かまずいのかなと考えてみたところ、特にそれらしい理由は見つからなかったのですが、予想をするに、20分未満は表示できない時計なのかなという考えに至りました。

つまりどういうことかと言いますと、普通の時計は0~59までの表示ですが、この時計は何らかの原因で20~79までの表示になる仕組みで、80になったら『時』が1つ進み、『分』はリセットされて最小値の20に戻るのです。そして60~79間の場合だけ赤字で表示されるという仕組みになっていると考えれば3で赤字になる理由がわかり、全てつじつまが合います。一応キリが良いので20分未満という話をしましたが、出ている情報からすれば13分~20分の可能性が考えられます(この問題を解く上ではどれでも問題はありませんが)。

そういうことで、無理矢理ですが72を答えにしても良さそうです。ただ、最後に1つ、これだけが引っかかっていて残っているのは、そもそもなぜ階差数列にしたのかというところだけです。等差数列にした方が問題として万人が納得できる規則になりやすいのに、この2ずつズレているのだけがどうにも引っかかります。

一応出題者の気持ちはわかります。12分をエラーでそろえたいので、差の合計を60にしたい。

16+14+12+10+8=60

これを等差数列にしてしまうと

12+12+12+12+12=60

これだと8:60になってここでもエラーになってしまうんですよね。これを避けるために階差にしたのか。でもそれなら問題を

9=70

からスタートすれば解決する話なんですよね。そう私が思った時に、ふと少年の画像を見ていたら声が聞こえてきました。


少年「9=70?そんなことをしたら、
『ソーリーブラザー!この答えは残念ながら6じゃないんだよ!HAHAHA!!!』
って言えなくなるじゃん。」




なるほど。

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MATH QUIZ...

math quiz

ネットをしていたら2年程前に見た画像を発見。当時は色々と考えたものの、完全に納得できる答えが出なかった記憶があり、もう一度考えてみることに。

結局答えは出ず、当時と同じ結論になってしまいました。おそらく正解だとは思うのですが、1つだけひっかかることがあってどうにも確信に至らないんですよね。みなさんは何を答えにしました?良かったら答えの数字だけでもコメントしていって下さい。もちろん、理由もあったら嬉しいです。

カッシーの答えは次回書きます。(正解かは知りません。答えがないし!)
※明日の22時頃更新する予定です。

追記1:たくさんコメントをいただきありがとうございます。コメント欄は明日の夕方頃開示します。

追記2:コメント欄を公開しました。

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入試分析会③

続きです。算数が好きな人しかついて来られないかもしれませんが、書くと言った手前無視して突っ走ります。わけわかんねーYO!っていう人は飛ばして最後の方だけ見て下さい。

画像は説明会の資料をスマホで撮ったものを切り取っただけですので、ちょっと見づらいかもしれませんが許して下さい。ちなみに問題だけで、解法部分は載せておりません。(ちょっとやってみたという生徒の中で、問題について質問があったらいつでも来てね!)

算数①
立教女学院
ritujo.jpg

時計算で短針と長針が入れ替わる問題や答えの分母が13や143になるものが新傾向でこれから定番化するものとして挙げられていました。ちなみに去年も挙げられていました。が、予習シリーズをメイン教材にしている塾の算数担当者全員が

「旧シリーズ6年上の例題に思いっきり載ってたよね!?」

と思ったことでしょう。ちょっと面白かったです。ちなみにアントレでは上2つのクラスで、5年生時に普通に白板で出る問題です(今年の新6年は記憶にあるよね?)。


算数②
駒場東邦
komatou.jpg

自分が解いた時も面白い問題だなーとは思いました。難易度は高く、問題が大学入試レベルに近づいてしまっているということをおっしゃっていました。が、そもそも駒東は大学入試レベルどころか、数年前に、数十年前の東大の過去問を丸ぱくりして出していたので(たしか数字も同じ)、まあそうだよねというのが感想です。


算数③
巣鴨
sugamo.jpg

モンモール数の問題。ほとんどの人が知らないと思いますので、単純な例を挙げます。

「1番から5番のカードがあって、これを順番に並べていき、書いてある番号と並び順の番号が同じにならない方法は何通りか」

というものです。例えば32451はダメです(2番目に2がきているから!)。53124はOK。ちなみにカードの枚数が
1枚→0通り、2枚→1通り、3枚→2通り、4枚→9通り、5枚→44通り、6枚→265通り になります。

上の(3)は2013年の武蔵でやぎの問題として全く同じ問題で出題されていました(入試問題はパクり合いで成り立っています^^)が、モンモール数を知識として覚えるのはアリなのだろうか。うーん、個人的にはあまり好きではないけれども、答えのみの学校で点を取るためにならアリかも。

一見法則がないように思われますが、実はフィボナッチ数列の応用という考え方を使うと計算で求められます。しかし学校がそこまで求めるとは思いませんし、相当誘導をかけていかないといけないはずなので、そうならそうで誘導に乗れば良いだけだと思います。それでも知っていれば有利なのは変わりありませんが…。個人的に大事なのは4枚の9通りを重複、抜け無しでしっかり書き出せるかということだと思います。


算数④
桜蔭
ouin.jpg

何やら難問扱いされていて、ものすごい解説が載っておりました。そういえばどこかしらの塾の分析でも「大問1にしては重い問題で切っても良い」ようなことが書かれていましたが、私はそうは思いません。非常に良問だと思います。結局は問題文から以下のように単純な式が立てられます。手間の少なさという点でも大問1にぴったりだと思います。多分桜蔭の先生はこう解いて欲しかったんじゃないかな…。

①は□×□+□+1=241 □×□は何?(□は同じ整数) 答え225という問題

②は□×□=38416 □は何?(□は同じ整数) 答え196という問題

ただ、この問題ってここまで単純なんだよーっていうのがわかるまでが受験生によっては時間がかかるのかもしれません。気づいてしまえばそれぞれ数秒で終わります。

「①はともかく②は数秒じゃ出てこないよ!」という人は数の感覚がまだまだ鈍いです。少なくとも平方数と下1ケタに注目すれば194か196が即浮かぶところまではくるはずです。

どういうことかと言いますと、200×200=40000というのは誰でもわかります。190×190=36100です。(平方数は20×20まで、できれば25×25まで覚えておくと良いです。)
つまり、答えはこの中間にあり、また、同じ数を掛けて下1ケタが6になるものは4と6しかありません。ここまでは上位の学校を受けるならば持っておかなければいけない知識です。ここからが少し大変かもしれません。38416は36100と40000の中間よりちょっと大きいということを見た瞬間感じて欲しいということです。この段階で答えが完全に196と決まります。ちなみに、平方数の数が小さくなればなるほど、下1ケタによる増加量が弱いイメージも持っていて欲しいです。

??という人は下を見て下さい。一番わかりやすいところで、10×10までの平方数を書き出しました。
(0)、1、4、9、16、25、36、49、64、81、100
数字的には中間である5×5もまるで中間の50まで届いていないということです。(7×7すら届いていない!)そりゃそうだよと誰もがわかりますが、示されてわかるということと、元々そういう視点で数を見ていたということはまるで違います。

まだまだ分析対象の問題はたくさんあったのですが、この位にしておきましょうか…。他にも今年の入試問題が見たいという人は四谷大塚のHPから入試問題がDLできます。(IDを作りましょう)

最後に学校のことを少し

やはり予想通り、成城、都市大、本郷あたりの人気が上がっているようです。特に都市大は補欠繰上げ0で、むしろ合格者を出しすぎてしまったようなことを言っておりました。本郷は予想済みというか…人気が上がってるんじゃなくて誘導してるからでしょっていうのが丸わかりだったのが何とも言えない感じでした。

アントレは埼玉寄りなので、あまり神奈川の方は関係ないのですが、栄光、聖光のTOP2のうちどうやら聖光の方が前に出てきたようで…。個人的に栄光の問題が好きなので、栄光に頑張って欲しいんですよね。聖光はどちらかというと勉強をかなりやり込んだ生徒を評価するような問題なので、開成用の勉強をしてきたサピックス生としてはそっちの方が対応しやすいんでしょう。もしかしたら武蔵と同じ理由で対応しにくいという点から(そんなことないんですけれども)サピックス生から敬遠される流れが出来るかもしれません。最近武蔵は緩和されつつありますけれども。

生徒の資質を見るテストと努力の量を見るテスト。両方あっていいと思うんです。しっかり吟味して本人にあった方を受ければいいわけで。ただ、塾としては後者の方が対応しやすいんですよね。どっちかが勢いづいちゃって片方がしぼむようなことだけにはならないで欲しいと思っています。


おまけ
サピックスの方は模試の営業に余念がありませんでした(去年もしていました)。ニコニコしながら塾単位での申込みを是非~♪とおっしゃっていました。アントレでも毎年何人か受けますし、最低人数はどの位なんでしょう。今度聞いてみようかな。早稲アカの方は(あ、言っちゃった)、少子化で市場規模が小さくなっていく傾向にあるので、お互い協力して盛り上げていきましょうとのことでした。その通りです。協力して頑張っていきましょう!その通りですが、合格実績の協力(こっちは恩恵なし)だけはやめて欲しいんですけど(´;ω;`)

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入試分析会②

記事のタイトルを見ていたら「入試分析会①」となっていたので

「あ、休憩中は②を書くつもりだったんだ…」

というのを思い出しました。無理矢理書きます。

まずは今年の傾向の話を4教科1人20分で解説してくれました。データも豊富でしっかり分析できていたと思います。しかし学習法の話ならともかく、入試問題の新傾向の話をされてもぶっちゃけ算数と理科しかわからないんですけれどもね!というわけで、国語と社会はふーんという感じで聞いておりました。

しかし、やっぱり20分×4はキツいですね。説明会系は全てそうですが、やりとりがなく常に受身なので短距離ランナータイプの私には大変です。アントレの保護者会もその位ありますが、お母さん達、よくもまあ我慢して聞いていらっしゃると思います。

ちなみに私の隣に座っていらした方は算数が専門なのか、社会の説明の時間中、ずっと資料にある算数の問題を解いていました。正直私もそうしたかったのですが(ほとんどの問題はすでに解き終わってますが)、帰ってダンディーに資料を渡して追加の情報等も報告しないけないので、頑張って聞いていました。ところが、資料に書いてあった以上のことは何もなかったので、結局算数の分析をしていた隣の方が正解でした。ちくしょー。

理科の説明の中で、ちょっとこれはというのがありましたので(良い意味で!)、少し6年後期の運営方法を変える可能性が浮上しました。デカッチョとタケノコと話し合わなければいけません。

休憩を挟んで、次は2つの某大手塾の方に塾内の受験動向をそれぞれ30分×2で説明してもらいました。私、去年もこの会に出席しておりますが、去年はお二方ともトークが上手で内容も良かった記憶があり、今年も期待しておりました。

前半の塾は去年と人が変わっておりました。話はなめらかで聞きやすく、真面目にしっかり話してくれるのは好印象だったですが、内容が数字の説明に終始してしまっていたので、もう少し気の利いたことを言って欲しかったかなーと思いました。ということなので、聞いているうちにちょっと睡魔が…(塾の人間は朝早いのが苦手なんです!)。私の間接視野左側部分に規則的に軽い上下運動する影が見えましたので、さきほどの隣の方をちらっと見たら、見事に夢の世界の住人になっておりました。私もご一緒したかったです。

後半の塾は、まあ言ってしまうとサピックスなんですが、去年と同様に広野さんという方でして、私個人的にこの人大好きなんです。最初に聞いた感じだとしゃべりはちょっと速くて若干気持ち悪いのですが(すいません!)、聞いているうちにそれがマイナスではなくプラスに感じてくるという面白い方。気の利いたことも言ってくれますし、30分聞いていても全然疲れません。さすがです!

ここまで書いて気づきましたけれども、内容の話が全然ないですね!私の保護者会のトークと同じでした。

ただ、分析の内容をここで書いたところで、わかる人がどれだけ見ているかという話になってしまうのですが、空気読まずに次回続きを書きます。

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模試と偏差値

アントレでは6年の4月に初めて大きな模試を受けることになっております。その前まではアントレの月例テストのみで成績を判断することになります。面談や保護者会時に「○○クラスの中でこの位の位置でしたら四谷大塚偏差値○○位の学校が狙えます」という話をするのですが、やはりお母さん達はどうしても「偏差値」というものが知りたいらしく、5年のうちから模試を受ける方もおります。(気持ちはよくわかります!)

そこで、よくある相談が

「試しに○○模試を受けたのですが、偏差値が○○しかないんですが、どうしましょう…」

というものです。このどうしましょうにはたくさんの意味が含まれていると思いますが、今回は以下の場合だとします。

「アントレで○○クラスに在籍していてこの位の位置におり、過去のデータから○○中学位はいけるという予測ができるはずなのに、自分の偏差値がその数字にないことから出てきた言葉。」

結論から申し上げますと、

「全く問題ありません。アントレ内での位置を大事にしましょう」

です。理由としてまず、アントレでやっているテストの質自体が模試と全く違うからです。

算数を例に挙げますと、アントレではクラス別に難易度を変えたテストを作成しているため、1つクラスが変われば別のテストになります。例えば、基本問題をしっかりモノにしようというクラスの生徒が受けるテストでは、全て基本問題が並びます。上位クラスのテストですと、基本問題は出題されず、大問全てが応用レベルです。

つまり、そのクラスにあった問題しか出題されないので、自分にとって簡単すぎる問題や難しすぎて捨てる問題というものが存在しないのです。また、アントレのテストに瞬発力は要求されません。大問1以外考え方を全て記入しなければいけないので、時間をたっぷりあげ、答案を作らせます。

それに対して、模試の算数テストというのは上から下に順番に難しくなっていきます。最初は計算問題で、次に1行問題。として大問へと行くのですが、はじめの方の大問は簡単です。中盤は標準、最後の1、2問は満点を取らせないための難問(正答率1%以下)となります。また、問題数に対し時間は厳しめに設定されています。なぜこのような構成になっているのかと言いますと、学力差の幅が大きい集団が同じテストを受けるからです。大手塾の組み分けテスト的なものも全てそうです。

さらに、解答は答えのみです。人に見せる答案を作る必要もありませんし、勘でも「多分この位が答えになるだろう…」ということでも数字が当たっていれば正解です。(個人的にはこの能力は大事だと思っておりますが)

つまり、アントレのテストは粘れば解けるようになっているので、全ての問題に対して諦めずにじっくり取り組めば得点が伸びるのに対し、模試のテストはいかに序盤から中盤までをミスなく正確に速く処理できるか、そしてわからない問題や難問に無駄な時間をかけずに早めに見切りをつけ、出来るところだけ手をつけるかが得点を取る上で重要になってくるのです。

この訓練は3~6年夏までさせませんし、純粋に算数の地力をつけるという点で一切必要ないと思っています。6年夏から過去問を解きはじめた段階で訓練を開始します。算数の授業にもテスト形式のプリント演習が加わります。その時になって初めて「処理スピードを上げる」「捨て問を見切る」という訓練をします。半年もあれば十分です。

そうは言っても真に地力がある生徒にはテストの性質の差異など誤差のようなものです。実際、去年筑駒に合格した生徒は慣れない合判の算数で満点を取っていました。

全然話は変わってしまいますが、アントレのテストはそういう作りなので、例えばAのテストで80点をとり、その後Sに上がって次のテストが20点だったというのはザラにある話です。このレベルの生徒にはできるけれども、そうでない生徒には解けない問題だけを並べているからですね。それほど、難易度に対してはシビアなテストを作成しています。ちなみにそうなってからの相談も多いのですが、それはまた別の機会に書きます。

次の理由としては、結局上記のことに関連するのですが、ライバルとなる他塾生は、そういうテストに慣れているということです。特に四谷大塚や早稲アカですと、週テストがありますので、点の取り方は毎週のように鍛えられてます。特に早稲アカの場合ですと、大量の宿題を処理させますから、処理スピードや問題の見切り方は日常的に鍛えられていることでしょう。

偏差値というのは相対評価ですから、この段階でその子達に勝てと要求するのは酷ではないでしょうか。アントレが5年のうちは模試を受けなくて良いというのは、早いうちからそういう無駄なショックを与えないためです。

1つ安心できる材料を教えます。入試で一番重要な科目である算数において、実際の入試問題では、上位の学校になればなるほどアントレ寄りのテストになっていきます。さらに申し上げますと、中堅校も模試のような難易度のバランスで出題しません。模試の後半の方の問題は難しすぎますし、序盤の一行問題と大問は簡単すぎます。中盤レベルの問題が多く並ぶ構成になります。

なぜ入試問題が模試のようになっていないかは、ここまで読んだ方ならもうわかりますよね。実際の入試はアントレのテストのように、同じ位の力を持った子達が集団となり受け、その子達を選別しないといけないからです。みんなが解ける問題やみんなが解けない問題を多く作る意味がないからです。

ただ、実際にはその両方の問題が存在するケースもあります。これは学校側の事情なのですが、これを書いていたら終わらないので、どこかでまた書きます。


偏差値


入試において重要な指標ですが、考え方次第で毒にも薬にもなります。これからはこの数字に大いに振り回されることになると思います。不安になったら是非いつでも相談に来てください。

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ブログリサーチ

ブログを作るにあたって、やはり他のブログのリサーチも必要だと思ったので色々調べました。ランキングに登録をし、その上から順番に、100サイト以上を廻って、各々最低10記事以上は見たかなと思います。その中でいくつか気づいたことがあります。


①ランキング上位はランキングバナーをクリックしろアピールがすごい

特に最上位の方ですと、あの手この手を使ってクリックへと誘導していきます。あの根性は見習うべきですね。1つの記事の中に、これでもかという位ランキングバナーを貼りまくっています。例えば、「~さんのこういう記事も参考になりますので、是非読んでみるといいです!」とあったりするのですが、直接そこへのリンクを貼るのではなく、一度ランキングを経由させて行かせようとしたりします。素晴らしい発想ですね!


②ランキング上位の書き手は「中学受験生の子を持つ親」が多い

サピックス生の親が多いです。成績上位の親の割合が高いのも特徴です。成績が中々上がらず、苦労の共感を呼ぶ内容よりも、キラキラ輝いているものを見る需要の方が高いということは1つ勉強になりました(割合的には圧倒的に後者が多いはずなのですが…)。ああいうのを見るとサピックスに入れたくなるんだろうなぁ、とは思います。また、内容もポジティブなものが多いのが特徴です。塾に対してこういうところをこうしてくれればいいのに…みたいなことはまず書きません。多分コメントが荒れるからでしょうね!


③ランキング上位の書き手で次に多いのは「中学受験塾関係者」

個別指導塾の講師、元関係者で現在は家庭教師、個人塾の代表等が結構多いです。面白いことに、個人塾の代表を除き、実名でやっている人はほぼ0です。立場上ムリもないかなとは思います。しかしこの人達、匿名なのを良いことに好き放題書きまくっています。う、うらやましい!よし、このブログも今から匿名に(もう遅い

あ、ちなみにこれらのブログを見たかったら、

ページ左にあるランキングから見に行けばいいんじゃないですかね!?(棒読み


そういうわけで、このブログは少し特殊な位置にあるのかなと思います。そもそもアントレとして名前を出してやるならフンチャン(塾長)がやるべきですしね!でもみなさん許して下さい。ウチのBOSSは今だに携帯も使えない国宝級の人物ですので(この間パスモが使えるようになったと喜んでおりました)。そういえば、数ヶ月前PCの電源の切り方を教えたのですが、

カ「ここの左下のところをクリックすると『シャットダウン』っていうのがあるじゃないですか。ここをクリックするんですよ。ちょっとやって見て下さい。」

フ「どれどれ」

カ「いや、まずマウスの持ち方からして…親指と人差し指で両サイドを挟んでどうするんですか。こう持つんですよ!」

フ「そうか、そうか。こうねぇー」

カ「はい、そうしたら左下をクリックするんです。」

フ「(カチッカチッ)あれ、何も出てこないよ」

カ「クリックする寸前に力が入ってカーソルが動いてるんですよ!

フ「はっはっはっ、よし、動かないように、(カチッ)、あれ、だめだなぁー」

カ「(えっ…そんなはずは)あれ、開きませんね」

フ「ちゃんと押せてないのかな?(カチッ、カチッ)」

カ「なんででしょう。ちょっと代わって下さい(カチッ)、うん、開く。もう一度やってみて下さい。」

フ「(カチッカチッ)だめだなぁー」

カ「…あの、ちなみにマウスのどこ押してます」

フ「どこって、このでっぱったとこでしょ?

カ「そこちゃうわ」

※実話です。

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新6年生 第2回④

N進数の続きです。前回、この例題1を別の方法で解くという話で終わりました。

例題1
10進数の49を4進数で表せ。

カッシーはこれを解く時に、例題2を応用します。4進数ですから位は

×64 ×16 ×4 ×1 となります。49は64以下なので、実際の位は×16までの3ケタでOKです。

16×□+4×□+1×□=49

続きを読む

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入試分析会①

現在、森上研究所主催の本年度の入試分析会に出席しております。塾関係者や研究者が多く出席していて、今ちょうど休憩時間なのですが、その休憩時間に

「是非とも交流を!」

とか言われましても、コミュ障の私はこうやってスマホをいじってブログの更新をすることしかできないわけで…。

周りは結構ガヤガヤやっているわけですが…早く休憩時間が終わってくれませんかね。精神的に全く休憩になってないんで!
プロフィール

カッシー

Author:カッシー
首都圏の中学受験専門塾で教室長をやっております。
中学受験情報、塾内での出来事、雑談等を記事にしていきます。
mail:kassy@sk-antore.com
HP:カッシーが教えている塾
Twitter:@kassy_ant

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