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計算の順序②

前回の続きです。

私は掛け算も左からやります。


【2ケタ×1ケタの場合】
例えば47×8ですが、頭の中では32が先にあって、1つ右にズレて56があるイメージです。図にするとこうです。

32
 56

打ち込みや紙に書くときは「さんななろく」が答えになります。

声に出して正確に答えを言う時は、

320
 56

このイメージでやるので「さんびゃくななじゅうろく」になります。

これを正確に素早くやるポイントは、くり上がりの有無を一瞬で見分けることです。今回の例ならばくり上がりがないことがわかった瞬間に「さんびゃく…」と言ってしまって良いです。その間に2+5をやっておき「ななじゅうろく」と言います。最後の6は単独なので、そのまま読み上げてしまって良いです。


【3ケタ×1ケタの場合】
例えば479×8はどうでしょうか。

32
 56
  72

このイメージ…ではありません。この場合は先に47×8=376を先ほどのイメージでやっておきます。それから

376
  72

このイメージで計算します。正確に位を発声しないといけない時は

3200
 560

で3760を出してから

3760
  72

でやります。頭の中では、「さんぜん…(本当はすぐに「ななひゃく」と言ってしまいたいが、「はっぴゃく」の可能性も残しておかないと)」と言いながら6と7の重なりを見てくり上がりだと判断し「はっぴゃく…」を選択してこれを言っている間に「さんじゅうに(「に」はフリーパス)」で、暗算終了です。

ポイントは重なる部分を1つにすることで、くり上がりのストレスを1回に抑えるということです。はじめに示した例だと

32
 56
  72

このように重なり部分が2つあって、混乱しやすいです。重なり部分2つを1回で計算するのではなく、重なり部分1つを2回計算するイメージだと思って下さい。


【4ケタ×1ケタの場合】
例えば4796×8も同様に47×8をやって次に8×9を重ねて計算、その答えに6×8を重ねて計算するだけです。慣れないと一気に答えを言うのが難しいので、途中経過を口に出しながらやると良いです。読み上げ方は以下のようになります。

「376 3832 38368」

このように1つ答えが出るごとに言い直していけば良いのです。

2ケタ×1ケタの暗算がほぼ最小単位に近いところまで習熟している場合は、4796を47と96に分けて
47×8=376  96×8=768

376
  768

このイメージで、結局重なり部分は1つでいけます。2ケタ×1ケタの習熟度が低い場合は、後ろの96×8の計算に時間がかかっている間に前の47×8の答えを頭に留めておけないので、あまり有効なやり方ではありません。

ただ、実際の入試ではメモすることができますから、2ケタ×1ケタの2つは暗算で処理し、上記のイメージをメモして答えを出すのがスピードと正確性の両方を最大限発揮できる方法かと思います(実際4ケタ×1ケタをやるシーンはそう多くはありませんけれどもね!)。

少しふれましたが、2ケタ×1ケタをほぼ九九に近い最小単位にしておくのは、大事だと思います。ほぼという言葉通り、九九のように答えを記憶するのとは違います。重なり1つをスムーズにストレスなく計算して欲しいということです。

次回は2ケタ×2ケタの掛け算の話をしたいと思います。

テーマ : 中学受験
ジャンル : 学校・教育

プロフィール

カッシー

Author:カッシー
首都圏の中学受験専門塾で教室長をやっております。
中学受験情報、塾内での出来事、雑談等を記事にしていきます。
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