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クラスの話その他

いよいよ始まりました。春期講習1日目です。

前期は

4A算数
6S算数
6A理科
5A算数
6S理科
※難易度はS>A>B>C 4年はA>B

比較的上位のクラス中心の担当です。

色んなクラスを見た感想ですが、

思ったより仕上げてきている

という風に思いました。特に算数はキチンと授業の対策をしてきているなという印象です。

他塾ですと

授業→教えてもらう場
テスト→勝負する場

ですが、アントレだと授業が勝負する場なので、授業の対策をしてこないといけません。実際算数はクラスを上げる時も、テストで何点以上とか何番以上とかで決めることはありません。授業中の反応と達成度を見て、上のクラスでついていけるかどうかを判断しています。

授業の達成度は低かったけれども、テストは良い結果を出せたという生徒は、本当はクラスを上げる必要はありません。それはテストが良かった理由が、授業の内容がその子のギリギリのラインだったからという可能性が高いからです。言いかえますと、そのレベルの授業だったからこそ結果が出すことができたということです。

大手塾で良くあるクラス間を行ったり来たりする現象はまさしくそれを良く表していると思います。

①1つ下のクラスの内容がマッチしていた→成績が上がった→クラスが上がる

②1つ上のクラスの内容がマッチしていない→成績が下がった→クラスが下がる

①と②の繰り返しをやっているだけです。1つ下のクラスで上の層の生徒はテスト前には1つ上のクラスの下の層とは逆転現象が起きております。そのため、テストをすると入れ替わります。しかし、今度は自分がその下の層になるのです。そして逆転されます。

クラスが変わると一番変わるのが算数です。②の状態だと、ただでさえ低かった授業での理解度がさらに低くなります。復習する量も増えます。問題の難易度も上がるため1問にかける時間も増えます。算数にとられる時間が増えます。他3教科の成績が下がります。算数も難しいので当然得点は取りにくくなります。そして4科の成績がズタボロに。

そんなことならずっと①の状態でいた方が明らかにいいです。

ただ、こういうことが頭でわかっていても中々実行するのは難しいですよね。やっぱり子供も親も上のクラスに行きたいという気持ちは少なからず持っておりますし、むしろそれをモチベーションにして頑張る子もいます。テストで良い点を取ったのに何故上がれないんだと不満に思うでしょう。

ですから1度やらせるというのは重要なことだと思います(例え学習効率を下げることになっても)。しかし、やってみてダメだったときに、このままのクラスで頑張るか、戻るか2択を迫られます。

アントレはいきなりクラスを下げるということはしません。上げるときは前触れもなくいきなり「やれそうだし、来週から1つ上ね。母ちゃんに言っといてー^^」みたいなカンジで上げたりしますが、下げる時は必ず本人と親とよく相談した上で決めます。そして本人と親が納得した状態で下げるとその後良い結果になることが多いです。

一番問題なのが「このままのクラスで頑張る」という選択肢です。選択肢としてはアリだとは思いますが、実際にはただ先延ばしにしているだけのケースが多いです。「頑張る」だけではダメです。そもそもその頑張り方がダメだったからうまくいかないわけで、頑張り方を変えないといけません。

ア.1週間の学習計画を練り直し、勉強時間を今まで以上に確保する。
イ.予習・復習のやり方を一から見直し、雑になっていたところを洗い出し改善する。
ウ.個別を取る。

ちょっと考えただけでも上記のような対策が打てます。ただ、安易にウを選ぶのはやめて下さい。まずはアやイをやってみることが大事です。アやイは最終的には自分で気づき、自分で改善することができるのが最高ですが、小学生でそれができる程の力があれば、そもそも成績も低迷しておりません。必ず親の力が必要になってきます。指導員の力を借りても良いですが、実際にそれが実行できているのかを一番そばで見られるのは親です。

何かを改善するにはエネルギーが要ります。実際に軌道に乗ってしまえば少しずつ力を抜いていっても良いのですが何かを変えようとする時は親が全力でサポートしてあげて下さい。

「○○(塾名)に全て任せて下さい!親は送り迎えだけで良いです。我々が必ず第一志望に合格させます!」

とか言ったりする塾もあるらしいですが、


よくもまぁそんなデタラメを言えるもんだな


と思います。もし塾の営業マンをするなら、絶対に現場を担当してはいけません。良心がある人間ならば、まずできない仕事です。個別指導で有名な○○○○なんかは業務が分離しているので、良く考えているなと思います。社員である営業が無茶苦茶言っても契約さえ結んでしまえば良い訳ですから。その後のしわ寄せは主に非正規で働く人で構成されている現場に行くだけです。大手の○○○○は社員が営業と現場を兼務しているので、正直自分の中でどう折り合いをつけているのか教えて欲しいところです。

え、アントレはどうなのって?うーん…そもそもまず


営業という仕事自体存在するんですかね!?
※8年目になりますが、体験授業後の連絡以外で外部生に電話をした記憶がありません。


話を戻しますが、中学受験は子、親、塾の3人4脚的な側面があります。もちろん塾としてやれることは精一杯頑張りますが、限界があります。今回の例で言いますと、アやイを助言し、試行段階での相談に乗り、結果が出たらほめる所までです。実際に立てた計画通り行動しているのかを家まで張り付いてチェックすることは出来ませんし、改善したやり方が家庭学習で出来ているのか机の横でチェックすることはできません。

アは「ちゃんとやったよ」という報告を聞くだけで本当のところはわかりません。イは完成されたノートにハンコを押すだけで、どうやったかまではチェックできません。形を整えるために半分以上解説を写して持ってくることもあります。

ちょっと前に「中学受験は親が9割」という本を読んだことがあります。さすがに言いすぎですが、広い意味でとれば、あながち間違いとは言い切れないかもしれませんね。



(あ、講習中だから朝早いんだった。初日は身体が慣れません…おやすみなさい!)



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Author:カッシー
首都圏の中学受験専門塾で教室長をやっております。
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