FC2ブログ

ゆっくりな子の受験4

今回で最後です。

ゆっくりな子が勉強(特に算数)を有利に進めるには

勉強時間を増やす→量を絞る→1問あたりにかける時間を増やす→できなかったものを中心に反復する

このように1つ1つ着実に身につけていかないといけません。

ゆっくりな上に勉強時間も確保できないという子は、残念ながらあまり中学受験には向いていません。

しかしこの結論の恐ろしいところは

中学受験に向いていない=高校受験に向いている ではないところです。

この子は中学受験に向いていないから…ということで高校受験に望みを託す方もたまにおります。その決定自体は尊重したいのですが、高校受験は中学受験以上に本人任せになります。

中学に入り反抗期を迎え、身体も態度もでかくなったわが子をコントロールするのは至難の業です。親が横について教えたり、プリントを管理する等は一切なくなり、中学受験とは別の受験になります。

ですから、偏差値的には高くなくても良い環境の私学を見つけ、親がコントロールできるうちにそこに押し込んでおき、反抗期のうちは学校生活を楽しんでもらいます。そして、反抗もおさまり自立心が芽生えてくる頃に大学受験のために動き出し、6年後の受験にかけた方が良いという考えもあります。

ただでさえ大学入試改革で私学の6年間教育が有利になるという声が強い中で、わざわざ見送って高校受験というのもこれからは減ってくるかもしれません。

まあ、私自身が中学受験塾側の人間ですからこういう意見になってしまうのかもしれません。高校受験塾側から言わせるとまた別の意見があるのでしょうけれども…。


【まとめ】
少し話しがそれてしまいましたが、今までの話をまとめますと

①ゆっくりな子はスピードを上げる努力をして欲しい。行動のスピードを上げるのは難しいが技術的なスピードは訓練で上げられる。
②親は過度な期待はせず(変わらないケースは多い)、ゆっくりなのことをその子の特性として認めてあげる。
③勉強時間を増やし、量を絞る学習をする。こなすことを目的とした学習にならないようにしたい。
④最後までやりきって欲しい(カッシーの願望)。



【最後に】
私の通っていた高校にオカチャン(岡先生)という社会科の名物先生がおりました。結構良い年齢の方でして、残念ながら私が卒業して数年後に亡くなられました。

私が高校の時「ゆとり教育」に移行し、公立の学校の授業時間数が大幅に減りました。

世界史の授業の時だったでしょうか。普段温厚なオカチャンが厳しい口調で

「『ゆとり』というならば、授業時間数を増やして1つの授業でやる内容をゆっくりやればいいんだよ。全く逆のことをやっているんだよなぁ…」

とおっしゃったのを良く覚えています。

当時は、まあそういう意見もあるかな程度でしたが

教える側になり、ようやくその言葉の意味がわかりました。



↓また次も読んでみたいという方は、更新のモチベーションになるため、クリックで応援よろしくお願いします!
にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(指導・勉強法)へ


↓ついでにこっちも!

テーマ : 中学受験
ジャンル : 学校・教育

プロフィール

カッシー

Author:カッシー
首都圏の中学受験専門塾で教室長をやっております。
中学受験情報、塾内での出来事、雑談等を記事にしていきます。
mail:kassy@sk-antore.com
HP:カッシーが教えている塾
Twitter:@kassy_ant

最新記事
カレンダー
06 | 2015/07 | 08
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
ランキング
応援していただけたら嬉しいです。
にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(指導・勉強法)へ


メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR