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指導員はどの程度生徒のことを知っているのか

コメント欄からのリクエスト記事(というわけではありませんが)、勝手に記事にしました(笑)

タイトル通りの内容です。

個々の達成度の把握についてですが、もしかしたら


我々少しナメられているかもしれませんね!(笑)
※実際にやらないとわからないことなので、無理もありませんが


私がこの仕事を始めてすぐの時の話をします。内部事情を知らない皆様と同じ視点だった時のことです。

入社してから数日経った時のことでした。

名簿を作っていたのですが、生徒が200人以上いるわけです。

「覚えるの大変だなぁ…^^;」

と思っていましたが、デレラ(細沼)が担当している生徒の名前はもちろんのこと、担当していない生徒も含めて全部頭に入れていたことに驚きました。

「すごいな…」

と思っていたのですが、しばらくしてすぐにそんなことは当たり前のこととして認識できました。私自身、初年度は集団クラスを少しだけしか担当しておりませんでしたが、1ヵ月後には全く担当していない200人全員の名前と顔を一致させることができる程になりました。

別に毎日名簿と顔写真を見て頑張って記憶したわけではありません。(そもそも顔写真等ありませんし^^;)

それでも生徒と接していれば自然と覚えられるものです。

初めは成績表や順位表(生徒には未公開の実名のもの)も良く見ていました。もちろんクラス内でも出来る子とそうでない子がいるわけです。そうするとそういう子の名前はすぐに頭に入ります。顔を出せばすぐに

「あの子の名前は何です?」

と聞けば教えてくれるので覚られます。(付属している情報があるので楽です)

成績がパッとしなくてもやんちゃな子、大人しいけれども挨拶はしっかりしてくれる子、よく質問に来る子、等の特徴は必ずありまして、そういう子達を覚えていくと最後に特徴の無い子が残りますが、その子達は「特徴が無い子」という特徴がありまして、結局すぐに覚えられます。

このようにして名前と顔さえ一致すれば、あとはちょっと担当するだけで細かい所まで見えてきます。

例えば担当しているあるクラスで、1ヶ月間の白板問題のマルの数順に生徒を並べろと言われたら、完璧とまではいきませんが、かなり高い精度で並べられます。

そして当然ながら各生徒ごとの特徴も全部言えます。


「この子は困ったら書き出しで無理やり解く傾向がある」

「すぐに①を使いたがるところまでは良いものの、条件設定を気にせず△や□まで多用する」


という技術的なところは当然わかります。一部の子(ノートが取れない子)を除きノート提出等させていませんが、白板問題の○をつけに行く時に必ずノートを見て、答えだけでなく解き方を確認するからです。

解き方が怪しいものは○にならないことは生徒達は良く知っています。(ちなみに隣や前から答えを拝借して無理矢理数を合わせて出したようなものは、○をつけないだけでなく笑顔で吊るし上げます^^)

たまーに、知ってて敢えて○をあげる時もありますが…(完封負けで表情が死んでいたり等)。


こういった技術的なものから、


「簡単なものは素早く解くが、難しくなると手が全く動かなく、真っ白になる」

「ノートを綺麗にとるとこが目的になっていて、解説がほとんど聞けていない」


という性格的な特徴も当然把握しています。

把握した情報は指導員同士で共有する(特に担任には必ず伝えている)ので、何ヵ月かいればほぼ丸裸にされていると思っていただいていいです。2週間程白板の正答率が下がってきただけで話題になります。

さらに言うと私は4Bや5Cの通常クラスを一度も担当したことはありませんが、フンチャンやタケノコから話を聞きまくっているため、なぜか担当していなくてもほぼ全ての生徒の特徴が言えます。

また、担任として5Sの2回目の授業を担当しておりますが、1回目の授業でどの問題をやったかは当然として、特に出来なかった数人や、良く出来た数人のことを中心に毎回必ずフンチャンから聞いていますし、クラス全体としてどのような達成度だったのかも毎回報告を受けています。

その報告を聞き、2回目の授業の問題ピックアップをしています。ですから、同じ単元で同じクラスでも年度ごとに少しずつ扱う問題の質や数が変わります。それは受験の傾向が変わったからということではなく、子供達が変わったからです。

このようにして、生徒が上のクラスでついて行けるかを担当者全員で判断して昇降を決めています。30人いようが40人いようがその場の運営はともかく、特徴把握という点に関しては何の問題もありません。(昔と違って今はクラスを細分化しましたし、クラス分けのシステムも変えたので、算数で30人を超えているクラスは存在しませんが…)



テストに関してですが、テストで点が取れないタイプという子も確かにおります。

つい1週間位前に訪ねて来てくれた四谷偏差値50ちょっとの学校へ通っている卒業生は、最後の合判の偏差値は31.1で、その前は32.4、その前は33.0です。40どころか35を超えたことがありません。(本人はブログを見ているようです。ネタにしてごめんね^^;)

彼は一番下のクラスでしたが、確かに合判はひどかったです。

スピードはあるけれども荒く、正確性に乏しい子でした。しかし、クラス内での授業中の達成度はかなり高く、一発では合わせられないものの(これがテストで点が取れない最大の原因)、間違えても何度もトライできる白板問題の出来はTOP3に入っていました。理科のチェックテストもしっかり対策してくるため、クラス内では上位にでした。

本番では分が悪いもののもしかしたら…とは思っておりましたが、見事結果を出してくれました。


こういう生徒に対しては、

「正確性は低いですが爆発力はありますのでノーチャンスではありません。あとは傾向をしっかり把握して志望校の対策をし、学力の底上げは塾内のことをこのまましっかりやっていくことです。もちろん偏差値的に分が悪い勝負であることは間違いないのですが、複数回受ければ合格確率が上がってきます。」

という話をして、あとはリスクを考えて安全な併願校を決めていく流れになります。


お預かりしている生徒のことは皆様が思っている以上に良くわかっているという自信があります。

そこは声を大にして伝えておきたいところです。

指導員として生徒のことを把握しなければ!というより、自分の担当している生徒のことを良くわからないという状態が


とても気持ち悪い!


というのが本音かもしれません。


他塾のことは良くわかりませんが、生徒の把握に関してはどこもこんなもんじゃないかなと思います。



追記:この記事は極めて個人的な理由により消すかもしれません。



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テスト結果とクラス

5年生のまとめテスト(月例テスト)が終わりました。私はSクラス(一番上)の担任なので、その結果を少し書きます。

終わってからすぐに採点をしていて得点と得点分布が出したのですが


また谷になってる…^o^
※完全に予想通りですが


どういうことかといいますと、50点台が1人もおらず、40点台も1人。30点台以下と60点台以上に完全に分かれているということです。

以前にも書きましたが、カッシーの塾の算数テストはクラスごと(今はSABC)で難易度が違うものを作成しております(今年はAとBは共通問題です)、そして1番の小問を除きすべての問題で途中式を書かせ、部分点をつけます。答えのみでは得点がもらえません。

大手塾ならばクラスが違っても基本的に同じテストなので(違うものもありますが)、簡単なものから難しいものまでちりばめられておりますが、Sクラステストだと小問も含めてそれなりに難しいものしかありません。簡単なものを出してもみんな出来るので出す意味がないからです。

結果は一番多いのが30点台でした。最近少しずつAクラスから生徒を上げているので、主にその子達が取っておりました。

ちなみにこの子達はAのテストだと80点~90点取る子達です。

そう聞くと、Sのテストは一気に難しくしすぎじゃないのかと思われるかもわかりませんが、Sのテストで80点以上も数人おりますし、97点もおります。難易度を下げると70点以上の子達がほぼ満点になり差がつかなくなってしまうので、それはできません。

しっかりとした評価をつけたいので、難易度調整にはかなり気を配っております。平均が50点近くになり、さらにそこに固まらずに分散するような形を目指しています。

そうなると、全ての問題がある一定以上なので、わかる子は全てわかる。できない子は全てできない。という風になります(実際ここまで大げさにはなりませんが)。

ですから今回のような現象が起こるのです。


このような仕組みのため、算数が良くなると、ポンッと今までの得点層から抜け出して一気に上がることがあります。今の問題レベルの壁を越えられるかどうかが鍵です。

越えられる子もいれば、最後まで越えられない子もいます。越えることにこだわるのか、1つ下げてまずは標準レベルをしっかり固めることが大事と思うのかはそれぞれのご家庭の方針にお任せしています。

カッシーの塾の良いところ(でもありちょっとだけ悪いところ)は、算数においてテストの点だけでクラスを決めないというところです。指導員がお勧めする場合は、その子が授業についていけるかどうかが判断基準になります。

そして実はあと1つ大事な要素があります。

どうしても難関校を目指したいから難しい問題に触れないと間に合わないと思う方は、希望すれば上位のクラスに出ても良いのです。(実力が足りなくても!)

「難しいことに触れることで出来るようになる」

と思う方もいるでしょうし

「基本をしっかり固めるからこそ出来るようになる」

と思う方もおります。どちらも間違えではありませんし、子供の能力や性格によってどちらも正解になりえます。

ですから子供達にはなるべくどちらも体験させてあげたいと思っています。

面談をすると

「ウチの子~なタイプところがありますから…」

とおっしゃって結構強引に方向性を決めてしまうお母様は多いのですが、塾で見せている姿と比べると「本当かなぁ…?」思うことはしょっちゅうあります。家で見せる姿と塾で見せる姿は全く違うことなんて良くあることです。


まぁ、何が正解かなんてわかりませんよね。


結局、6年生の2月にならないと正解はわかりません。


2月になってもわからないかもしれませんし、もっともっと先までかかるかもしれません。


最後までわからないかもしれません。


正解を追うのではなく、納得できるところを追うという形の方がもしかしたら良いのかもしれませんね。



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9月中にあった模試に色々と言いたいことを言う

6年生は9月にあった色々な模試が終わり、いくつか返ってきましたね。

そういえば今日の算数6Sクラスの授業が終わった直後、そのクラスの生徒が四谷の合不合の答案を見せに来ました。

どうやら理科で「食塩」が答えのところを「塩化ナトリウム」と答えてバツにされ80点になっていたことについて、納得がいかないようです。ブリブリ文句を言ってきました。(しかし、なぜカッシーに言う…)

それを聞いていた周りの生徒が

「あ、俺もバツにされてたわ」

「え、俺はマルになってたよ!」

どうやらまちまちなようです。四谷の解答を見たら「食塩」としか書かれていなかったので、知識のある採点者(おそらく学生のバイトだと思いますが)ならマルにしてくれたのでしょう。

「それは言えば点数変わるから、連絡してみれば?」

とだけ言っておきました。まあ採点間違えはどうしても発生しますから、ある程度仕方ないですよね。

ただ、答え方が複数ある場合だけは、解答解説も含めて運営側が元々注意して欲しかったかなという気持ちはあります。


「俺も『塩』って書いたのにバツにされてたわ!ふざけんな!」

「それはバツな^^;」


という生徒もいましたけど(笑)

※「塩(えん)」だと意味が広すぎでダメです。物質の指定があるので詳しい名前を答えなければいけません。



逆パターンもあり、たまたま今日面談したお母様が

「バツなのにマルになっていたんで、実際にはもっと点が低いんですー;;」

とおっしゃっていて、答案を見てみると「示準化石」が答えのところを「標準化石」と書いてありました。

「あ、これは同じ意味なので採点ミスじゃないです。きちんと実力通りですよー^^」

というやりとりもありました。



あとはサピックスの学校別模試(武蔵)を受けていた生徒が何人かいたため、その返却もありました。

アントレはその立地からかわかりませんが、武蔵志望者は毎年それなりにおります。

その後が面倒な某塾を除いて外部大手塾の学校別テストはなるべく受けた方が良いという話はしています。

サピのテストは300人近く受験者がおり、毎年の武蔵の受験者数が500人強であることを考えるとかなりの人数だと思います。


生徒から答案を受け取り、パラパラと問題をめくり、理科の観察問題に目を通した時のことです。


衝撃が走りました。


これ平成4年のやつとほぼ同じじゃねーか…


知っててやったのか知らなくてやったのかは知りませんが、多分前者でしょう。サピの作問担当者が平成4年の問題を知らないというのは有り得ないと思いますので。(多分…)

さすがに20年以上前のを入手してやっている奴はいないだろうと思ったのでしょうが、カッシーの目は誤魔化せません^^

正直、模試なんだからもうちょっとオリジナリティ出して欲しいところですね。



まぁ、ぶっちゃけた話


それ、今週ウチの武蔵クラスでやったんだよね
※お前もやっとるんかーい


そういえば観察問題配った時、何人かの生徒が

「あれ…」

っていう感じだったのを思い出しました。

その割にはあまり出来ていなかったのはどうしてなんでしょうかね。まあ、聞き方を少し変えているからという言い訳で勘弁しておきましょう^^


あと1つ気になったのは算数のレベルです。

問題自体は良く作られていました。武蔵の模試としてぴったりの質の良い問題です。

ウチの連中は結構80点近辺の高得点を取っていました。(このあたりで順位が1ケタになります)

毎年そうなのですが、四谷の学校別にしても算数に関しては必ず数人が1ケタ台の順位を取ってきます。3年程前の四谷の学校別は半分近くがウチの生徒でした。(この規模にしては頑張っていると思います!)


え、他の科目ですか…?


そこは聞かないでよ^^;


で、肝心の気になった点ですが、平面図形の問題の序盤に正答率51%の問題がありました。

思わず目を疑いました。

シンプルな面積と辺の比の問題です。この問題で51%。その後、補助線引くだけの問題で16%、ここまでくれば最後解くだけというのが1ケタ%。

ウチの連中は当然完答しておりましたが、受験者のレベルはどうなっているんだろうという嬉しいんだか悲しいんだか良くわからない状況になりました。

まあこれから他塾生も算数の力をつけてくるでしょうし、本番はこうではないとは思いますが、そこそこの数の集団の中で現段階において算数でアドバンテージがあるというのは強いと思います。少し安心しました。


え、他の科目ですか…?


だから聞かないでよ^^;


こ、これから仕上げようねー^^;



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プロフィール

カッシー

Author:カッシー
首都圏の中学受験専門塾で教室長をやっております。
中学受験情報、塾内での出来事、雑談等を記事にしていきます。
mail:kassy@sk-antore.com
HP:カッシーが教えている塾
Twitter:@kassy_ant

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