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地頭とIQテストと中学受験

※若干嫌味な記事になっているかもしれませんのでご注意下さい。あと、長さにもご注意下さい。


皆さんはIQテストについてどういう感想を持っていますか?


「知識の暗記ではない地頭の良さが大事」

「勉強ができても頭が固い人はダメ」


こんなイメージありませんかね?


今はネットの時代ですから、IQ簡易テストのようなものは調べればいくらでも出てきます。

ヒマ潰しにやってみましょうか。

「IQテスト」でググッっていくつかやってみました。

あ、ちなみに私


こういうのは得意です。


IQテスト(クリックで飛べます)


結果

IQ1.jpg


140点以上とあるので満点かはわかりませんが、どうやら天才らしいです。貢献?してますよ^^(多分…)


IQ診断力脳(クリックで飛べます)

結果

IQ3.jpg


すばらしい脳ですって^^



2015年IQテスト(クリックで飛べます)


結果

IQ4.jpg

ものすごい知能です。わーい^^(数字おかしいだろ…)





いやー、


非常にくだらないですね^^;


正直、私の生まれ持った頭脳というのはそんなに良くないと思います。(フンチャンとかは良くほめてくれるけど…)

上のテストであんなに良いスコアを出しておいて何を言っているんだと思われるかもわかりませんが、おそらく事実です。



私、実は小学校が私立だったのですが、そこは知能テストが入学試験でした。

まぁ、あれですよね。


補欠合格でしたわ!
※ビリからのスタート^o^


兄は知能指数が高すぎて無試験で入ったらしいので(本当かは知らない)、多分そのおかげでお情けで補欠にしてくれたのでしょう。本当は落ちていたんじゃないかと勝手に思っています。

というわけで、私自身本当に大したことないのです。

実際1、2年生の時にも毎年のように知能テストというものをやったのですが、やはり大したことはなかったように思います。兄の数値と比べたらひどいもんでした。

けれども、自分には1つだけ強みがありました。

出来無いなりにも、こういうテストは好きだったんです。

好きだったので知能訓練の時間になるとのめりこんでやっていました。オセロや五目並べ等の頭を使う色んなゲームも好きで、大会等があるとはりきって練習していました。チーム競技の百人一首大会等はチームメイトと泊り込みでやる程の気合でした。(結果優勝できたのは一生の思い出です。)

そうこうするうちに、4年生頃になっていたのですが、その頃には結構良い数値になっていたんです。

明らかに、日常的に人の何倍も触れていたからでしょう。

もう少し成長してくると思考パターンのようなものが見えてきました。上手く言葉で表せませんが

「こう考えれば大体うまくいく」

というようなものです。

こう考えれば、という選択肢をたくさんストックしているので

「それでダメならこう。それでもダメなら…」

みたいな選択肢がすごく増えてきて、大体それを潰していけばIQテストのような類の問題はほぼ解けるようになりました。

難問のようなものは結局それの組み合わせ的な問題が多いため、思考パターンの総当りみたいなカンジです。

運が悪ければ時間がかかりますし、運が良ければすぐ解けます。頭の回転速度が速ければその平均時間を短縮できるというだけです。

もちろん知らないパターンもあります。

最後に貼ったリンク(これが一番面白かったです。是非やってみて!)は少し考えても解けなかったのが1問あって「わからない」を押しました。こういうのは時間をかけすぎてはダメです。

悔しかったので後で時間をかけてもう一度やったらわかりました。あと1問、答えが2つ出たためカッコ良い考え方の方を採用しましたが、IQテスト的には多分バツだと思うので2ミスだと思います。


結局何を言いたいのかというと、こういった類の能力は後天的に身につけられるということです。

訓練次第で、大部分の人は私のように見せかけのIQを上げることができます。

本当かなぁ?と思っている人がいるかもしれませんが、例えば1~9までのこの数字

1 2 3 5 7  と  4 6 8 9

IQテストが得意な人なら見て数秒以内に分類を見分けられます。


わかりますでしょうか?


確かに、初見で数秒以内には難しいかもしれません。「ひらめかないなぁ…」と思う人も多いと思います。

ただ、私から言わせてもらうと「ひらめく」「ひらめかない」という勝負をしている時点でもうダメです。


私の数字に対する思考パターンの中には「数字の部屋」という考え方があります。(後天的に身につけたものです)

いくつかのパターンの中から検索し、「数字の部屋」というパターンが引っかかった段階で

「数字の中に空間がない数字とある数字」

という答えが出ます。

わかりやすく説明しますと

「偶奇?→ちがう(2が…)」
「素数?→ちがう(1が…)」
「約数の個数→多分ちがう(分け方が汚い)」



「数字の部屋→お、これだ(キター!)」

この上から下までが速いのです。(だって、慣れているから)

思考パターンが大量に構築されていること。そして、その検索作業に慣れていることが、数秒での解答へと繋がっていくのです。


IQテストですらひらめき等必要ないと思っていますので、中学受験算数のレベルでひらめきが必要なもの等ほとんど存在しません。

意味のわからない式を立てているのは、しっかりとした思考パターンが構築されていないからです。

ひらめかないのは、思考パターンの種類が少ないからです。

遅いのは、検索作業に慣れていないからです。


(ここからは生徒へ)


生まれ持った才能が無くても、受験での得点(見せかけのIQ)が高ければ合格はできます。

受験は相対評価ですから、みんなが同じことを考えて死ぬ気でやっていたら才能勝負になってしまいますが、幸いなことに死ぬ気でやっている受験生等思っている程いません。


努力不足で得点が取れないのを才能のせいにしないで下さい。


人それぞれスピードは違うけれども、努力すれば確実に今の自分より一歩前進できます。


もし、才能という要素が必要になってくるのなら、それは決して地頭などではなく


好きになれる才能


必死になれる才能


この2つです。


前者は難しいが、後者はどうかな。


残り2ヶ月とちょっと。その才能を開花させているみんなの姿が見たいです。



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よくある質問風景~その1~

「カッシー、昨日やったこの問題がわからない」

「(これは丸投げの香り…)おう、解説読んだ?」

「うーん、解説読んだけどわからなかった」

「(多分ちゃんと読んでないな…)で、解説のどのあたりがわからなかったの?」

「えっと…全部」

「(読んでない奴のテンプレ回答やんけ…)モノはある?」

「あ、うん。はい、どうぞ」

「この1行目わからなかった?」

「いや、これはわかるんだけど…」

「(全部って言ったじゃん…)、じゃあ次のこの式で何を出したか大丈夫?」

「○○?」

「うん、そうだよね(というか解説に書いてあるし)。じゃあ、次に何すればいい?」

「えっと…あっ!わかった。もう大丈夫!」

「はいよー。あ、一応最後まで説明してみて」

「○○××△△」

「うん、OK。」

「ありがとうございましたー」

「いえいえ」





何も教えてない。



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気づきと気遣い、そしてコイルモーター

「気づきと気遣いができる人間になれ」

高校の頃、体育科教師だった部活顧問によく言われた言葉です。

聞いた直後は


何言ってんだこのおっさん^^;


という気持ちの方が強かったため、あまり深くは考えなかったのですが、徐々に言っている意味がわかるようになりました。



例えば部活の練習時、迅速に水分を補給できるようにコートの周りにはいたるところにボトルが置いてあります。口をつけずに押せばジャーッと出てくるタイプですので、それをみんな共用で使います。

しばらくすると、かなり量が減ったボトルや空のボトルが出てきます。そうなると補充をしなければいけません。

練習には数分のインターバルがあるのですが、その時に近くにある蛇口やウォータークーラーから補充をします。補充をする人間は特に決まっておりません。


このシステムを採用し始めて、すぐに気づいたことがあります。

明らかに補充をしに行ってくれる割合が高い人間とそうでない人間に分かれるのです。

私はキャプテンでしたので(恥ずかしながら!)、これは良い傾向ではないなと思いみんなに

「補充は平等にやろう」

という提案をしました。

しかし、平等になったのは最初だけで、しばらくするとまた元に戻ってしまいました。



ここで、補充に行かない人間の様子を観察してみることにしました。

すると、まず減っているということに気づいていない人間がいるという事実に気づきました。

自分が飲んだ後の残りの量を気にしていないようです。水をガーッと飲んでボンッと置いて即走り去っていく様子からわかったことです。

次に、減っていることには気づいているが補充には行かない人間がいるということもわかりました。

飲み終わって軽く振り、チャパチャパ音が鳴っていて中身が明らかに少なくなっているのを確認したにもかかわらず、そのまま練習に戻ってしまったのです。

前者はそもそも気づいていないので、補充をしようという考えも浮かびません。つまり「気づき」ができていないわけです。

後者は気づいてはいるのですが、「まあ誰かがやってくれるだろう」ということで補充をしません。つまり「気遣い」ができていないわけです。

先生の言っているのはこういうことなんだなと、しみじみ感じたのを良く覚えています。

気づきはどちらかというと「能力」に近いと思います。一言で言ってしまえば注意力です。これは細かく指摘し続けることで、注意力を上げ改善することが可能です。(もちろんどんなに言ってもダメな人間もいると思いますが…。)

気遣いはどちらかというと「性格」に近いと思います。これを改善するのは中々困難でして、物事の考え方を根本的に覆す大きな事件のようなことが起きるか、もしくは「1回の練習で3度の補充をしなければならない。出来なければ罰がある」というような、ある程度の強制力がない限り望み薄でしょう。(後者は根本的な改善ではありませんが…)

この水分補給の例はあくまでも1例にすぎず、その後の人生の至る所で「気づきと気遣い」の重要性を感じましたし、それは社会人になった今でもしょっちゅう感じています。



実はこの「気づきと気遣い」、ここまで読んでお気づきの方も多いと思いますが、片方だけできてもまるで役に立たないという特性があります。

いくら気遣いができても、気づけなければ動けませんし、気づいても気遣いがなければ動きません。


どちらか一方でもOFFだと何も動かないのです。


というのを、今週5年生達にコイルモーターのエナメル線の剥がし方の説明をしながら思い出しました。





なぜかって?


子供に聞けばわかりますよ(⌒▽⌒)



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プロフィール

カッシー

Author:カッシー
首都圏の中学受験専門塾で教室長をやっております。
中学受験情報、塾内での出来事、雑談等を記事にしていきます。
mail:kassy@sk-antore.com
HP:カッシーが教えている塾
Twitter:@kassy_ant

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