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小規模塾のお母様からの相談3

④過去問は第一志望しかやらなくて良いと言われおり、〇つけはしてくれるが解説は無い。

ここに関しては塾の教育方針がありますからなんとも言えないところです…。

それを是としてこれまで合格者を出してきた経験があるのでしょうし、それで良いようにカリキュラムを組んでいたはずです。

ただ、塾が違うので参考にはならないでしょうが、アントレではそういう指示はしません。

アントレの算数を例に出しますと4年~6年前期までは1問じっくりスタイルで、数をこなすより1問の理解を深める学習をしてきました。

この学習の良いところは挙げるとキリがないので省きますが、デメリット部分としては演習量を確保できないことと、ある程度問題に偏りが出るところです。


「この問題を深く理解しておけば、その派生問題も全て解ける」


というのが白板問題のベースになっておりますから、派生問題を数多くやらせてはいません。

理解が浅い段階で派生問題ばかり大量にやらせると、算数という教科が暗記科目の延長になってしまうからです。

ただし、


「この問題ってあの問題とほとんど同じだよね」


というのがすぐにわかるのは一部の上位の生徒達だけです。

実際には少し形が変わったら解けなくなってしまうという生徒が多いので、今まで自分が解けていた問題との結びつけをするために6年後期にはどうしても演習量を確保しないといけません。

そのために通常土日休みのアントレも、6年後期からは土曜日に入試演習クラスを設置して演習量を確保しているわけです。

第一志望の過去問だけでは当然その学校の色が強く出てしまうため、バランスを欠いてしまうことが多いです。

その1校だけしか受けないし行くつもりがないのならば良いですが、もし複数校受けるならば第2志望も必須だと思います。


アントレで良くあるのが第一志望武蔵で合格して第二志望は落とすパターンです。(毎年冷や冷やします^^;)

武蔵の算数はやり方を全て書かせますが、パターンが決まっており対策しやすいです。他3教科も読み取りが多くとほぼ記述だけです。理科は計算が少なめとなっており、観察問題という特殊な問題も高い配点となっております。

第二志望校として考えられる学校はいくつかありますが、大体の学校はほぼ逆の性質を持つ試験です。

それもそのはずで、ただでさえ受験人数も多いのに発表も当日か翌日の昼頃には終えないといけないため、採点しやすい試験を作らないといけないからです。

そうなると武蔵の対策だけやっていると傾向に慣れておらず第二志望を落とすことが出てくるのです。

男子校の話になってしまいますが理科なんかはちょっと面白くて、開成や麻布もそうなのですが、化学の中和や気体の発生等の大問丸々ガッチガチの計算はほぼ出題されません。(開成はたまーに出ますが、ここ数年出ていません)

一方で2日校の偏差値50半ば~60近辺の、併願の対象となる所の多くは必ずと言って良い程出題してきます。

第一志望と第二志望の傾向が似通っていればそこまでやらなくても良いかもしれませんが、このように大幅に違えばやらなければいけないこともあります。


我が家は背水の陣で行く


という選択肢もありますけどね!


基本的には偏差値が低くなるほど学校同士の傾向の差は無くなっていきます。

自分の志望校同士を見比べて見て下さい。わからなければ塾の先生に相談する方が良いと思います。


最後の〇つけはしてくれるが解説はないというのはちょっとお互いチグハグな気がします。

〇つけは自分か親(なるべく親が望ましい)がやり、赤本には解説がついているわけですから解説は自分で読まなければいけません。

そもそも解き終わった当日中のホットな時に解説を読まないと効果が薄れると思います。自宅で出来る採点をわざわざ日を空けてまで指導員にまわす必要はありません。(もしかしたら自習室みたいな所があって、すぐに持っていくことが出来るのでしたらすいません!)

そして、間違えた問題の解説まで要求するとなると、かなりの時間が必要です。

90点近く取れていて1問、2問なら良いでしょうけれども、第一志望でなおかつ合格可能性が低いとなると、50点取れているかどうかでしょうから、解説だけで相当時間が取られます。

短時間で指導員がガーッと全問解説をすることは出来るでしょうけれども、必死に頭を動かしているのは指導員だけで、本人にとってはほとんど意味がありません。右から左です。

じっくり丁寧に、他の例も出しながら、関連事項を説明しながらとかになれば意味もあるのでしょうけれども、かなりの時間がかかりますし、それはもう個別指導の領域になります。

というわけでベースはあくまでも自分でじっくり解説を読むことです。過去問の直しというのは問題によっては解いた時間以上にかかることも決して珍しくありません。

自分で頭を動かさないことには間違いなく成長は臨めません。

その中で解説を読んでもわからなかったものに付箋を貼り、質問に行くという形がベストです。

ただ、せっかく行ってもその時期と難易度次第では

「その問題は受験者レベルに対して難しすぎるから追わなくていいよ」

というアドバイスもあるかもしれません。そのアドバイスは往々にして正しいので(面倒くさくて言っているのでなければ…)、素直に従った方が良いと思います。


次回は⑤です。ちょっと更新ペースを上げます!



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Author:カッシー
首都圏の中学受験専門塾で教室長をやっております。
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