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学習塾講師のブラックな実態2

前回の続きです!


>>ひと昔前までは集団授業が中心だったこの業界にあって、各社とも力を入れているのが、個別指導だ。売上高の比率で見れば、いまや全体の8割を超えている。

 だが、塾業界の成長エンジンを担っているこの業態には疑問の声が多い。個別指導塾事務局長の坂倉昇平氏もその一人だ。

「学生を低賃金で働かせて、高い授業料で利益をあげるビジネスモデルです。集団塾講師の時給は2000円を超えますが、個別指導塾講師では1200円程度。マニュアル通りに生徒に付き添っていればよく、学歴も問われません。高度な勉強を教えることは求められず、子守に近い場合まであります。勉強したい生徒が多いわけではないので、丁寧に教えようとすると、かなり大変です」



前半部分の「高い授業料」という点ですが、個別指導専門の塾はまさしくその高い授業料で利益を稼がなければいけません。

授業料の内訳は

①講師の給料
②社員(営業マン、事務など)の給料
③施設費
④広告宣伝費
⑤会社の利益

主にこの5つです。


ちなみに某有名個別指導塾は小学6年生を教えるのに90分で約8000円です。ちなみに学生以外の場合その1.5倍です。(調べればすぐに出てきます)

学生講師にいくら入るかは知りませんが(本当はアントレ卒業生がやっていたので知っていますけど)、②~⑤の割合がかなり高いことがわかります。

これだけマージンが高ければ、十分ビジネスモデルとして成立すると思います。


さて、アントレの個別指導の料金ですが


その半分


です。

「利益が半分」なのではなく「授業料=売上が半分」ですからね。

ビジネスモデルとして成立するわけがありません。


講師の給料と往復の交通費も払いますから、②~⑤がかなり少ないです。

はっきり申し上げまして、講師とのやり取り、ご家庭とのやり取り、スケジュール管理等は結構煩雑でして(個別管理担当のラクダさんが泣くだけですのでいいんですけど)、その手間を考えたら


やらない方がマシ


というレベルです。

では、なぜこれでやっていけているか(やっていけていませんが)と言いますと、個別指導は集団授業を受けてくれている会員へのフォローという位置づけだからです。

実際に勉強に苦労している生徒が個別指導をやることでうまく勉強が軌道に乗れば、それだけで退会が減ります。

そうすれば集団授業の売上の減少を抑えることができます。

ですから個別指導の授業料で儲けてやろうなんて気は1ミリグラムたりともありません。

タダだって良い位です。

しかし本当にタダにしてしまうと、教える側の数が圧倒的に不足し個別指導自体が成立しなくなりますのでさすがに現実的ではありません。

今でも後期になると途中で満席になってしまい、最後はお断りすることも多いので、需要と供給のバランスを考えると本当はもっと値段を上げた方が良いのですが、それは怒られるのでやめておきます…。




さて、記事の後半の個別指導講師の質や内容に関してですが


え…そうなの?


という感想しか出てきません。

すいません他塾の講師の質についてはあまり知らないので、そうなんだ…としか言えません^^;


アントレの場合は集団授業は専任の社員指導員しか担当しませんが、個別指導は基本的に学生が担当します。

学生講師といってもアントレの卒業生限定ですので、小学生時代からよく知っております。

皆、中学受験経験者ですし(当たり前ですが)、アントレのやり方を良く分かっているので、自分の経験とも照らし合わせて、学生ながら生徒に対する1つ1つのアドバイスは的確なことも多いです。

生徒側にしても部活の先輩みたいなものなので、かなり言うことを聞きます。(親の言うことは聞かないのに…)

彼らの中には自分が小学生の頃個別をとっており、とても役に立ったから今度は自分が教える側になって後輩の役に立ちたいという学生もおります。

また、東大生ならどこかで家庭教師の仕事を見つけた方が時給は良いはずなのに、それを言ったら


「恩返しですから^^」


と言われたこともあります。(ありがとう!)


正直、自分で言うのもなんですがアントレの個別指導員はかなり質が高いと思っています。





こういう個別指導の宣伝まがいなことを書いても負担が増えるだけで何の得も無いのですが、記事に書いてあるようなことがアントレでも起こっているとは思って欲しくないので、つい書いてしまいました。(ラクダすまん!)


1つ知っておいて欲しいことは、面談等で個別指導の提案がアントレの指導員側から出た場合は本当に個別が必要な時だけです。

営業目的で個別を勧めることだけはありませんのでご安心下さい。

身に覚えのある方も多いと思いますが、面談中にご家庭の方から個別指導の提案をされた時、半分近くは断っています。

生徒によっては勉強のやり方を改善するだけで、学習リズムが良くなるケースがあるからです。

それでもうまくいかなかったり、親子関係まで悪化していきそうな時には再検討という流れになることが多いです。



>>学生時代に個別指導塾講師のアルバイトを経験し、今春から正社員の塾講師として働き始めた戸山彩さん(仮名・24歳)にも話を聞いた。

「学年も性別も違う生徒2~3人の授業を講師1人で担当するので、ある程度生徒の能力を把握していないと授業にならない。授業準備には給料が出ないのに、始業の1~2時間前に出勤するのが常態化していました。しかも自分の担当授業が終わっても、他の全生徒の授業が終わるまで帰れない。時給換算すると500円くらいでした」

 わずかワンコインで自分の時間を切り売りさせられている人間を、親も生徒も「師」と仰ぐ。そんな世界はまともだろうか。







まともなわけないよね…(^o^;)



ブラック&ブラックやんけ!



動画を貼り間違えた気がしますが、まあいいでしょう。





塾業界に関しては言いたいことが腐るほどあります。

はっきり言って闇が深すぎますよこの業界は…。

アントレの方向性は業界全体とは少し違うので、半ば他人事のように見ておりますし、同じ方向に進む気もありません。

今のやり方が正しいと思ってやっているのですが…どうなんでしょうね全体にとっては。

そう考えたら、久しぶりにニーチェの言葉を思い出しました。


「怪物と闘う者は、その過程で自らが怪物と化さぬよう心せよ。おまえが長く深淵を覗くならば、深淵もまた等しくおまえを見返すのだ。」


この言葉、初めて刺さりました。



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Author:カッシー
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