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親が関わること5

続きです。

【⑤勉強を教える】
これは大きく分けて4タイプに分かれます。

A 教える力があるので、教える。
B 教える力があるが、教えない。
C 教える力がないが、教える。
D 教える力がないので、教えない。


・「A 教える力があるので、教える」
親自身が中学受験をしている場合、このような形になりやすいです。お父様が理系担当、お母様が文系担当のように分担している場合が多いです。

わからないところをすぐに質問できるという点で最も素晴らしい形だと思います。こういう家のお子様は恵まれていると思った方がいいかもしれません。

ただ、注意したいところは独自のやり方で解説をしていないかというところです。

よく言われるのが方程式を使った解き方です。

生徒の解き方を見て

ああ、お父さんに教わったんだろうなぁ…

と思うことはたまにあります。方程式は便利なのですが、我々大人の感覚で便利なだけであって(解けるからという意味で)、子供からすると必ずしもそうではありません。

例えば「差集め算」というものがあります。

「何人かの子供にアメを5個ずつ配ると7個あまり、3個ずつ配ると21個あまります。子供は何人ですか。」

というような問題です。子供の数をx(もしくは①)と置いて式を立てれば

5x+7=3x+21

移項をして

2x=14
x=7

これで7人と出ます。

ただ、差集め算で伝えたいのは

もし子供の数が1人だけだったらあまりの数が何個差になるの?
→5-3=2個差だよね。

じゃあ子供が2人だったらどうなる?
→2×2=4個差

じゃあ子供が3人だったら… 

て考えると、どんどん2個ずつ差が増えることがわかるよね?

その調子で2個差をたくさん集めていくと、差が21-7=14個になる人数はどうなるかな?

14÷2=7人だよね。

こういった流れを図(表)を使って説明します。



このように単元のネーミング通りに、差が集まっていくイメージを伝えたいのであって、式変形を教えたいわけではありません。

小学生のうちはこのように、1つ1つ納得して、今何を出したのかを明確にしていくことで、論理展開が鍛えられます。「2個差がたくさん集まった結果の14個」と「2x=14」

同じ14でも、方程式の式変形中の移項で出てきた14という数字に何か意味を感じるでしょうか。全てわかっている大人ならば、14の意味を後付けで説明できますが、考えるのは子供です。

全て理解している上で「方程式の方が楽だから」ということで、①を使った擬似的な方程式で解くのならば問題ありませんが、導入や定着の段階で触れさせるものではないため、カッシーは上位クラスで別解として示す以外には①で解く方法を教えません。

6年に入りほぼ考え方が定着した段階で、上位クラス以外にも

「実は①算で解けるよねこれ」

ということで解法を示すことはあります。それで①算が楽だなーと思えば①算をやればいいのです。

「解ければ良い」ということだけ考えて教えると塾(特にアントレ)との指導にズレが生じますので注意して下さい。



そういえば塾同士でも結構違いを感じることがあります。

6年の後期になると、たまにアントレから他塾の学校別コースに案内する生徒がおります(紹介料が欲しいですね!)。そこで出された問題の質問はその塾にではなく、何故か


カッシーの所に来ます。


そういう質問の処理を含めて、その塾に高い料金を払っているじゃないのかと思うのですが、どうやら料金の部分はその他塾が、負担の部分はカッシーが請け負う仕組みとなっております(紹介料どころの騒ぎではなかった…)。

どうやら生徒曰く「質問ができない」らしいです。そんなわけないと思うのですが、毎年の生徒が言うのでそうなのかもしれません。多分どこかでできるんでしょうけれども、週末はムリで他の内部生は平日とかにしているのかもしれませんね。

まあそれはおいといて、解法を見ると○、△、□を使った式がダーッと並んで、最後に①=5みたいに答えが書かれておりました。生徒の質問は

「まあ、わかるんだけどさ、これでいいの?」

というものだったのですが、こっちから勧めた手前ダメとも言えず、

「うん…まぁこういう考え方もあるよね。こういう式を処理する力も必要だぞー」

と言いながら、別の解法を示すわけです。一度フンチャンとタケノコにも見せたことがありましたが

フン&タケ「…(苦笑)」

のような反応でした。

もちろん解き方に優劣等ありませんし、カッシーに近い考え方で解説をする先生もいるのでしょうけれども、こういうのを見ると「高いお金を払わせて通わせる意味あるのかなぁ」とも思ってしまいます。しかしまあ、授業内容というよりもたくさんの競争相手にもまれて欲しいというのが主旨ですので、そういう意味では必要なのでしょう。



少々(大分?)長くなりましたが、教え方にも気をつけて欲しいという話でした。

「でも、自分は中学受験に精通してないし、そんなのはムリ!」

とおっしゃると思いますので、その場合はテキストやノートの誘導に沿って教えてあげて下さい。

子供が「この式の意味がわからない」と質問に来たら、前後の式を見て、どういう流れで何を出そうとしているのかを説明するという方が良いです。自分ならこう解く!ということで下手にオリジナリティを出さない方が良いと思います。

ただし、小学生らしい視点で解法を示せるのならば別です。たまに生徒のお父様がノートにメモをして「このやり方でも問題ないか?」という解法を生徒を通してカッシーに見せてくれる時があります。全ての白板問題をご自身で解いており、素晴らしいお父様だといつも感心しております(子供がそれに応えてくれれば尚良いですが!)。

生徒にも

「お前は幸せ者だな。中々ここまでやれる父ちゃんいないぞー」

と話します。

カッシーが小学生の時、たまにわからない問題を父に聞いたのですが、方程式を駆使して教えるので(○や△を使って配慮はしてくれていたが)、途中から寝てました(誇張ではなく本当に寝てました)。

なんでしょうね、小学生の問題ごときで解説を見たら負けだとでも思っていたんでしょうか。今となっては謎です。今度聞いてみようかなー。


いや~しかし、


Aだけで安定のこの長さ…!


B~Dはもう少しまとめます^^;



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