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子供の自己評価と嘘 ~その1~

ちょうどカッシーが教えている教室では第2回、6年生の生徒面談が始まっております。

担任が生徒全員と面談し、志望校、合格可能性、学習計画等について色々と話します。

他の指導員はわかりませんが、私の場合は生徒によって会話内容がバラバラです。

アドバイスというよりもほとんど雑談だけして終わるような生徒もいたりします。

面談の最後に話した内容をメモし、紙を渡します。少しやる気が出なくなった時とかはそれを見てカッシーとした話を思い出して下さい。

そうしたら紙を見ながらこう思うはずです。


(カッシー、字汚ねぇな…)


…ではありませんね!


(よし、カッシーと約束したし頑張るぞ!)


こんなカンジで気を引き締めてくれると良いと思います。

ちなみにそれを今でも持っているという卒業生も結構いたりして恥ずかしいです。



生徒達は色んな話をしてくれます。今日はその中でも「自己評価が甘い子」と「嘘をつく子」について話をしたいと思います。


自己評価が甘い子に共通するのは


良いことしか言わない


これに尽きます。


・前回の模試で○○の偏差値がすごい上がった。(他はかなりひどい)

・この間の確認テストはかなり出来た。(平均で見るとビリの方)

こんなカンジのものが代表例でして、「自分は○○が出来ないから、こういう風に改善をしようと思う」とか、「○○は得意だけれども、○○が苦手だから足を引っ張らないためにどうすればいいのか教えて欲しい」等という、自分をステップアップさせていくような話は一切出ません。

こういう子は残念ながらほとんどが伸びていきません



嘘をつく子で多いのは

・○○(第一志望)の過去問は合格者平均位取れるんだけど、△△(第二志望)は全然取れない。

これ

もう何てコメントしていいかわかりません。嘘をつく子の典型である真実と嘘が織り交ざっているやつ。


△△は全然取れない→うん、わかる。

○○は合格者平均位とれる→うん、合格者平均というか…


受験者平均すら取れねぇだろうがああああ!!!


と、思わず言ってやりたくなりますが、私は紳士なのでそんなお下品なことは言いません。


第一志望は好きな学校である

好きだからできるはずである

やってみたらできなかった。しかし、その現実が受け止められないからできるということにする

できるということにすれば好きな学校なのに志望校変えろと誰からも言われないし、ついでに誉めてもらえる


おそらくこういう思考なんでしょう。(全員ではないでしょうが)

もう少し突っ込んで実際のところどうなのかを聞いてみると。


「○○とは相性が良いんだよ!」


なるほど…


相性って便利な言葉ですよね^^


相性というのは実力不足の時に使う言葉ではありません。

例えば「石灰水は何性?」と聞かれたらアルカリ性と答えることができる。これはまあ一般的な受験生なら全く問題がないわけです。3択だからという理由ではなく、しっかり持っている知識で答えられます。

ただし、「アルカリ性の水溶液を水酸化ナトリウム水溶液とアンモニア水以外で1つ答えなさい」と言われたら正答率は少し下がるはずです。

ちなみに後者の方が正解の幅は大きいにも関わらずです。(重曹水等でもOKなので)

石灰水=アルカリ性 ということがわかっていても、聞かれ方でキチンと答えられる子とそうでない子がおります。

しかし、そもそも石灰水がアルカリ性であるということが頭に入っていない子は、相性以前の問題なのです。


同様の理由で、四谷大塚の「四科のまとめ」の算数(ストレートに基本を聞いてくる教材)が半分しか解けないのに、偏差値50を超えているような学校で合格者平均が毎回のように取れるはずがありません。

特に算数の場合は他教科のように記号選択の運というものが存在しませんから、実力がしっかり出ます。何となくテキトーに当てはめて出るときもありますが、皮肉なことに当てはめで見つけるにはそもそもの地力がないと難しいです。

テストの質と平均点によりますが、実力がある子が悪い点数を取ることはありますが、実力がない子が良い点数を取ることがないのが算数です。


例外として、決まった単元ばかり出す学校で、その単元が全て得意というならば有り得るでしょう。

ただ、残念なことに

カッシーはその学校の傾向も知っているし、生徒がどの単元が得意なのかも知っているということです。(そして「得意単元」という程突出したものではないことも…)

ですから、こういう発言をされると


カッシーをナメてんのかな!?(#^ω^)ピキピキ


と、思わず言ってしまいたくなりますが、私は紳士なのでそんなお下品なことは言いません。

が、少し悲しくなります…。

そしてこういう嘘をつかれると何が嫌かって、


もうその話題で会話ができない


ということです。

話すことはできますよ?10分位掛けて嘘を言っている理由をテスト等の色んなデータから論理的にじっくり説明もしてやれますし、ジャック・バウアー(吹き替え:小山力也)風に無理矢理問い詰めることもできます。

しかし、そんなことをしたところで、親ならともかく本人にしても何も良いことはありません。本人だってそう言い切った手前プライドもありますし。

とはいえ少しは突っ込みます。


で、どのような突っ込みをするのかですが、ちょっと長くなったため次回にします。



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テーマ : 中学受験
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うーむ、わが家の長男のことかしら?と。
「自己肯定力」って言葉がありますが、それが強すぎて伸びないタイプ。
「褒めて育てる」を実践して来たことを今激しく後悔しています、ええ。

鬼母には今のところ嘘はついていないようですが、これから追い込みの時期に現実と理想のつじつまが合わなくなると、精神的にどうなってしまうかはわかりませんね。コワイナー
気をつけます。

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こんにちは、いつも楽しい記事をありがとうございます。

読んでて背筋が寒くなりました。
うちの子かも💧
そして、子供なんてみんなそういう者かと思っていました💧💧💧

もしかすると母である私でさえもちょっと大げさにいいとこ取りしてるかもしれません😓

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No title

>>カッシーFAN さん
褒めるも叱るもバランスなんでしょうね…。私は注意はしますが、叱るのは苦手です笑

意外とたくましいので大丈夫ですよ。大体自分の中で折り合いをつけて何とかなることが多いです。



>>??? さん(15:39)
面談の目的は一言では難しいので、少しだけ挙げます。

1つは現状把握をしっかりしているのかの確認をします。

面談をしていると自分が志望校の合格最低点にどの位届いていないのかすら良くわかっていない生徒もいます。

自分の志望校が何点満点で合格ラインがこの位で自分の点数がこの位というのを全く言えない子もおります。

こういう子は全て親に任せっきりですから、「自分が」受験をするという自覚がないわけです。

そうなると当然、どこをどう改善すれば良いのかを自分の頭で考えることをしません。

結局受験は本人がするものなので、いくら親が管理して親がわかっていたとしても、本人が無自覚でやっていたら自分の受験ですら他人事になってしまいます。

このあたりをはっきりさせておくことで、何をやれば良いのかを明確に「本人に」伝えることができます。正直、この時期の保護者との面談よりよっぽど意味のある面談です。

他には元気付けるという目的もあります。指導員から直接伝えることで、気持ちが入ります。この時期に偏差値も思うように伸びずにダレる子も多いので、気が引き締まるという子は多いです。

あと20点位はここ残り2ヶ月の頑張りで平気で埋まるんだということをしっかり伝えております。

まだまだありますが、このあたりにしておきます。

「親のいないところで本音を話す」ということは特に目的としていません。ただし、親が横にいると言葉が本人にしみ込んでいきません。話す側(指導員)も親の目を意識したトークになってしまいますし、生徒も話に集中しきれませんので、受け止め方は弱くなります。

親はそのやり取りを目の前で見ることができて満足かもしれませんが、それはそれで別の機会にやれば良いわけです。

基本的には自らが動くためのエネルギーを効率良く本人に注入していると思って下さい。

ちなみに夜のコマは3者でというのはどこからお聞きになったのかはわかりませんが、少し曲がって伝わっている情報だと思います。3者をする場合でも必ず本人と1:1で話した後になります。

面談に対して特に準備は必要ありませんが、「自分の志望校」「自宅での過去問の達成度」「1週間の学習サイクル」が話せれば十分です。(真面目に受験に向かっている子なら特に準備しなくても話せることです)

何が苦手でどう改善すれば良いのか等の細かいところは、こちらが誘導しつつ話させますので、大丈夫です!



>>まま さん
記事には書きましたが、嘘をつく子自体はそう多くありませんよ!ただ、ほとんどの子はありのままのフラットな情報を大人に伝えるということはしません。

自分の都合の良い部分だけ話します。それは嘘をついているわけではなく、話す必要のないことを話さないだけです。

考えてみれば当たり前の話で、言えば自分が不利になる情報をわざわざ話す意味はないわけです。

大人ですらそうすることも多いのに、子供ならなおさらです。

そんなに心配しなくて大丈夫です笑



>>??? さん(20:25)
子供は大体がそうです!

褒められたい、叱られたくない、というのは当たり前の欲求ですから。子供らしくて私は良いとは思います笑

ただ、そうではない子もたまにいて、そういう子は良い結果をもぎとっていくことが多いというだけです。

自己評価が辛すぎるのも余裕がなさすぎてどうかと思いますが、多少の厳しさは持って欲しいところですね。

プロフィール

カッシー

Author:カッシー
首都圏の中学受験専門塾で教室長をやっております。
中学受験情報、塾内での出来事、雑談等を記事にしていきます。
mail:kassy@sk-antore.com
HP:カッシーが教えている塾
Twitter:@kassy_ant

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