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算数の得点力をつけるために必要なこと

アントレの白板授業では問題が解けたら手を挙げ、そこで間違えていたら何度でもトライして良いことになっております。

とにかく何か書いてみる、トライしてみる、というのはとても大事なことですが、実際のところ


(良い) 手を挙げて正解>手を挙げずに不正解>手を挙げて不正解 (悪い)


算数にはこういう面があります。(トライもせず白紙のままなので、手を挙げずに不正解というのは論外とします。)

一見「手を挙げて不正解」の方がトライする気持ちがあって良いように思われるかもしれませんが、実際はそうではありません。

私はよく授業の中で

「手を挙げたからには正解しなさい」

ということを言います。

手を挙げる時には「この答えであっている」と思うからこそ手を挙げるわけで、それで不正解だったということは、解けなかったというのと同時に「この答えであっている」という判断が間違っていたわけです。

この答えがあっているかどうかの判断が自分で出来る子が「手を挙げずに不正解」の子であり、こちらの方が上です。


少しわかりづらいでしょうか^^;


簡単に言うと、論理的に進んでいける子は不正解の時に「答えまでたどり着かない」という状態になります。経験の足りなさから解き方が思いつかなかったという状態です。

かなりひどい例を出しますが、手を挙げて不正解というのは、面積と長さを平気で足したり引いたりするレベルだということです。自分が論理的でないことに気付いていないということになります。


もちろん論理的には正しかったけれども、計算ミスをしたため手を挙げて不正解だったということもあります。


しかし、残念ながらそれすらもほとんど許されません。


何故なら分野にもよりますが、単元を追っている段階で出る問題レベルの半分近くは、検算が可能だからです。

検算が不可能な問題だったとしても、大体の答えがわかることもあります。


少し話がそれますが、大体の答えがわかる感覚というのは非常に大事でして、1つの例として電車の運転間隔の問題を挙げてみます。6年生は先週やったばかりです。これをやらせると生徒達の頭の中が色々とわかります。


15分ごとに運行している上り電車と平行な道路を歩いている人は、14分ごとに上り電車とすれちがいます。同じ速度と運転間隔で運行している下り電車には何分ごとに抜かれますか。


こんな感じの問題です。


算数ができない子は、こういう問題の答えを平気で15分以下で出します。

人がその場に止まっていたとしても15分ごとに抜かれるわけで、その抜かれる電車に対して逃げるように歩いているわけですから、抜かれるまで15分以上は必ずかかるというのはわかるはずです。(感性の良い子は16分+αというところまで浮かぶはずです)

問題全体のイメージがわいていないだけでなく、その答えが本当に合っているのかちょっとした吟味もできないというのが、この先の成長を臨む上で非常に危ういです。

15分以下の答えが一度出たとしても、その後に

「あ、こんなわけねーわ…」

と言って再考する子は得点力がついていく傾向にあります。

答えが出た瞬間手を挙げて間違える子は、残念ながらどこかで意識改革をしないと伸びが鈍化します。

ちなみにこの問題が初見で解けないこと自体はさほど大きな問題ではありません。(「16分」という答えで手を挙げて間違えるなんてかわいいものです!)


検算に関しても、計算力のある子は嫌がりません。ちょっとした検算など30秒もかからないため億劫ではないからです。しかし計算力がないと検算自体に数分とられてしまい、それが面倒臭さにつながり、吟味するクセがなくなっていくのです。

計算力というのは思考のクセさえも決定づけてしまうのです。



現在担当している6年S、5年Sは皆優秀なのですが、中でも6Sに2人、5年Sでは3人、非常に得点力のある生徒がおります。

彼(彼女)らは、答えが出た瞬間手を挙げることはまずありません。(ヨーイドン以外!)

まあ、普段からあれだけしつこく言ってますからね^^;

まとめテストでも終わって顔を上げるということはせず、ひたすら吟味と直しをしています。この姿にはいつも感心させられます。

本日ちょうど四谷の合判の結果が出まして、本当に普段の授業の結果がそのまま出ているように思います。

Sクラスだけ見ても手を挙げて不正解の確率が高い生徒の偏差値は低く出ており、吟味したあとに手を挙げるタイプの生徒は高く出ました。(平均点が低かったため偏差値80近く取っている生徒もいました)


実はここまで顕著に出たことに驚いたので、今回の記事を書いてみました。


不正解時にはカッシーが☓をつけるのか、自分が☓をつけるのかの違いでしかないのですが、その違いはすごく大きいです。

自分で☓がつけられるということは、テスト中に気付けるということです。それが得点力の高さにつながってきます。

自分で意識すればすぐに変われる部分でもあるので、今日から意識してみて下さい!



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テーマ : 中学受験
ジャンル : 学校・教育

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非公開コメント

以外とアントレ内で一番真面目

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Re: タイトルなし

>>Black Rabbit さん
意外とはいらんね(^-^)


>>??? さん
ありがとうございます!

主演が不細工すぎて販促ムービーが販促にならないやつじゃないですかそれ!

No title

はじめまして!いつもブログ、楽しく読ませて頂いております。
中学受験のキーワードでカッシー先生のブログにたどりつき、夢中になって過去の記事も全て拝読いたしました。
読ませて頂いて、わが子が男の子だったら武蔵に通わせてあげたかったなあとしみじみ。
娘の通う塾も貴塾ととても似た空気を感じ(子供への向き合い方、勉強の取り組み方など・・)心から共感出来ました。
これからも更新を楽しみにしております!

No title

>>小6女子の母 さん
コメントありがとうございます。

全てですか!?わけのわからない長いだけの記事しかありませんが、共感していただいたという勿体ないお言葉をいただき、感謝いたします。

お子様がアントレと似たような塾にお通いとはお仲間のような気がして私も嬉しいです。(アントレだったもっと嬉しかったですけど^^)

これからもよろしくお願いします!
プロフィール

カッシー

Author:カッシー
首都圏の中学受験専門塾で教室長をやっております。
中学受験情報、塾内での出来事、雑談等を記事にしていきます。
mail:kassy@sk-antore.com
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Twitter:@kassy_ant

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