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小規模塾のお母様からの相談2

続きです。


③かなり偏差値が離れていても合格できるから大丈夫と言われている。

あっているとも間違えているとも言えます。

まず、偏差値が正確にその子の実力を表しているという前提で話をします。

四谷偏差値60の子が偏差値70の学校へ合格するのは正直かなりキツいです。

豊島岡女子などの複数回受けられる学校ならまだしも(それでもキツいですが)、そのレベルまで行くとほとんどの学校が1回しか受けられません。可能性はゼロではありませんが、低めであると言わざるを得ません。


一方で偏差値40の子が偏差値50の学校へ合格することは良くあります。

理由の1つとして複数回受験できるメリットがあります。偏差値50近辺はほとんどが複数回受験可能な学校です。

たとえ合格可能性が20%でも3回受ければ単純計算で 1-0.8*0.8*0.8=0.488 約50%の可能性で合格できます。

また、中堅の学校は抜けが多いという理由もあります。

もちろん抜けを想定して合格者は募集より多く出しますが、その抜けが少ないと見積もって合格者を出す学校がほとんどです。

それもそのはずで、予想外に抜けが少なければ人数が多すぎてクラスを編成できないからです。

合格させておいて「やっぱりダメです^^;」はできませんが、不合格にしておいて「やっぱりOKです^^」は可能ですからね。

開成レベルでも筑駒に合格した子が抜けていくため、繰り上り合格が発生します。

そうすると開成繰り上りの報告を受けた生徒は入学予定だった第2志望の学校の入学辞退をしますので、その学校も繰り上り合格者を出します。

当然偏差値上位の学校は少ないので、偏差値が下がれば下がる程学校は増えていきます。

というように人数を増やしながらどんどん下へと降りてくるのです。

それもそのはずです。5つ6つ合格しようが通うのは1校で、ほとんどの場合偏差値の高い学校に入学するでしょうから。


というように、上位の学校になればなるほど過去問に記載されている合格最低点の信頼度が上がりますが、中堅になるとその点数をクリアしていなくても入学することは可能です。

実際体感的にも問題レベルと合格していった生徒の実力を見た時に、

「この問題レベルで〇〇君がこの点数を取れるとは思わんぞ^^;」

というのは中堅校で良くあります。

学校によっては複数回受験でボーナス点がついたり、学校名は伏せておきますが、明らかにとんでもないボーナス点がついている所もあります。


また、一部上位に限定されてしまいますが、例えば1日の麻布と3日の海城は四谷偏差値でほとんど差がありませんが、受かりやすさはかなり違います。

ここ数年だけで見ても、平均偏差値55~60の生徒数名が3日の海城に合格して入学しましたが、正直申し上げて麻布は難しかったと思います。(彼らには悪いですが^^;)

そういう面でも偏差値で語れない部分はあります。



これは偏差値が正確にその子の実力を表しているというのが前提の話なので、もしそうでないとするならば(前回記事内容参照)、学校レベルや複数回受験可能かの有無によっては10程度の乖離でしたらそれなりに高い合格可能性があります。

20離れてしまうとさすがに神に祈るしかありませんけど^^;

しかし祈りが通じたところで入学後に幸せが待っているとは限らないところが恐ろしいところですけどね!



④過去問は第一志望しかやらなくて良いと言われおり、〇つけはしてくれるが解説は無い。

これ以降ですが、書いていたらアホみたいな長さになってしまい収拾つかなくなっていたので(よくありますね!)、もう少しコンパクトにしてから次回に続きたいと思います^^



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