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学習塾講師のブラックな実態1

そういえばこの間yahooニュースで見た記事を紹介します。


「学習塾講師のブラックな実態――授業料は高くても低賃金。講師が営業まで兼務する…」(クリックで飛べます)


中々良いタイトルです!


こんなタイトルつけられたら…読まないわけにはいかないじゃないですか!

よーし、この記事に対して現役バリバリのカッシーがレスしちゃいます^^v

タイトルの「ブラック」について

まずこの業界自体、ブラックかブラックじゃないかと言えば


真っ黒


黒というかもはや漆黒ですね!

黒さを磨きすぎてツヤまで出てしまっているレベル。

その理由は一言で言えば大手塾のビジネスモデルが原因なのですがそれは置いといて、今回は記事を追いながらアントレはどんな感じなのかも一緒に話したいと思います。




>>小学生の46%、中学生の61%(ともに文科省’16年調べ)、高校生の27%(ベネッセ教育総合研究所’15年調べ)が学習塾や予備校に通うご時世である。「第2の学校」の市場規模は少子化の波をかき分けて毎年微増を続けており、1兆円に迫る勢いだ。教育関連支出を惜しまない親心に支えられた、手堅いビジネス環境と言えるだろう。


その通り!子供を思う親心につけこんでいくんですよ…。


それはアントレも例外ではない!


罪な職業です…。

手堅いというところに若干の疑問は残りますが、まあこの部分はいいとしましょう。



>>ところが、学校の教師とともにわが国の教育を担う学習塾講師の状況は過酷だ。大手学習塾講師の並木創一さん(仮名)は、25歳から1年ごとに有期雇用契約を更新してきたベテランだが、勤続四半世紀の節目、51歳を機に雇い止めを通告された。

「子供や親とのジェネレーションギャップが生じるからだと会社は説明していましたが、賃金の安い若手講師に入れ替えたいというのが本音でしょう」



人件費だけのことを考えるならば20代で給料の安い社員を1人だけ校舎の責任者として置き、残りは全て学生バイトで回すのが最強だと思います。

しかしそれで生徒が集まる程イージーではありませんので、実際にはこれだけでは難しく、何か手を打つわけです。

そう、広告です。

広告をガンガン打つことによってあまり塾を吟味していないライトな層を呼ぶことができます。

しかし、このご時世、昔と違って自ら調べようとすればいくらでも調べられます。

情報も簡単に入ってくるようになりましたし、IT機器の進歩によりママ友同士の情報交換もやりやすくなりました。

そうなると、内容が伴わなければ広告費を投入した割に人が集まらない(もしくは途中で辞めていく)ということになり、経営が苦しくなります。

しかし広告を打つことでしか集客をする手段が無いとすると、この部分は絶対に削れません。

塾なんてざっくり言えば、広告宣伝費と人件費とテナント料がメインなので、そうなると人件費を削るしかないのです。

ある意味当然の流れとも言えます。


さて、アントレはと言いますと従来は年に4回程折り込み広告を入れていました。各講習に合わせて1回、新年度募集に1回です。

これ、1回あたり結構高いんですよ…。

それでフンチャンと相談し、数年前から募集期だけの年2回にしました。

そして今年、とうとうフンチャンに


「もう折り込みは終了にしましょう」


と提案したらOKしてくれました。

というわけで、19年続いた赤いペラッペラの紙(あの紙飛行機の材料になるやつ)は無くなります。

書いてある文章を生徒が面白おかしく変えて朗読するシーンが見られなくなるのは少し残念ですが…。


思えばフンチャンは、カッシーが出した意見に対し否定をしてくることはほとんどありません。

本当に器のでかい人です。

現在はネット関係で少し広告をしているだけで(折り込みの何倍も安い!)、他には何もしていません。

費用としては売上の1%程度になります。

ですから、アントレは記事に出ているタイプの塾とはそもそも経営の仕方が根本的に異なります。



>>学習塾は全国で4万8572軒あり(経産省’15年調べ)、コンビニ大手3社の店舗数合計と並ぶ。この過当競争を背景に、最大のコスト要因である人件費には絶え間ない削減圧力がかかる。並木さんの月給はピークだった’00年と比べて6割程度に落ちた。しかもそれでいて、本来は管理部門が担当すべき業務までもが、現場の講師に押し付けられているという。

「講師の評価基準は、①生徒をやめさせない、②生徒を新規獲得する、③生徒を第1志望校に合格させることと私たちは聞かされてきました。③はともかく、①②の営業をやらされることに講師たちは苦労しており、これを授業時間中にやるのは、本来の講師の業務とは異なるかと思います」



人件費が削減されながら、仕事量は増えるというブラックの典型ですね!

この塾ではおそらく管理部門の人間がテレアポ、ローラー作戦、イベント開催等で営業をかけ、実際に入塾すればあとは時間講師が授業を担当するという形なのでしょう。

それなら時間講師の契約で仕事をしている人間がテレアポをしていたらおかしいことになります。

管理部門が担当すべき業務を現場の講師に振っているというのは、人件費削減と同じことです。


さて、アントレの場合はそもそも全員が管理部門であり、全員が講師なため、この例に全く当てはまりません。

そのため一番違和感を感じたのは、後半部分です。

「①②は講師の業務ではない」という時点で、先程と同様に記事に書いてあるような塾とどう集客したいかのビジョンがまるで異なるのがわかります。


アントレでは(少なくともカッシーは)、営業というのは「授業」「面談」「保護者会」だと思っています。

モノではなくヒトを売る職業なので、商品であるヒトがどんな人間なのかを知ってもらえる機会だからです。

そこでの営業が評価されれば、兄弟が来てくれたり、紹介してくれたり、評判を聞いて来てくれたりと、結果的に集客につながります。

そう考えると①、②は完全に授業を担当する講師の仕事です。

①のように退会者が多く出ても講師の評価とは関係ないというのは、さすがに講師の認識が甘すぎじゃないでしょうか。

家計のやりくりがうまくいかず私立中への進学を含めて経済的に続かなくなってしまったとか、地方に転居するとか、塾側とは全く関係の無い理由で退会することももちろんありますが、そう多くはありません。

大体は成績が上がらないことが原因です。

しかし、たとえ成績が思うように上がらなかったとしても、授業の質は評価されていたり、親子共に講師との信頼関係が築けていれば、他塾へ行くという選択肢は少なくなってくるはずです。


また、②のように体験授業に来てくれれば絶対に他塾より充実した時間を提供できるという自信があるので、授業もいつも以上に力が入ります。

4年は毎週のように体験がいるので、フンチャンも

「アドレナリンが出っぱなしで火曜日は疲れるよ~」

と言っていました笑

テレアポ等はしないにしても、体験に来た生徒を獲得するというのは完全に講師の仕事だと思います。



というように、よく塾に対しての記事が出たりして読むのですが、大体は別の業種の話に聞こえます。

何故わざわざブラックな方向に進まざるをえないような形態で運営するのかはわかりません。


…というのは嘘で、本当はわかります。


理由はいくつかあるのですが、それについて話すと


めちゃくちゃ長くなる


ので、やめておきます。

おそらくブログ上で書くことは無いかもしれません。


記事はまだ続きがありますが、長くなったので次回にします!



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