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良い塾になるには

出社前

(そろそろブログ書かないと…)

(よっしゃ、今日は帰ったら書くぞー!)


退社後

(今日は頑張った…自分本当によく頑張った…)

(だから…ブログは明日でいいよね!)

(明日こそ書こう…絶対に!)



以下ループ



白状しますと、これを毎日のように繰り返しておりました。

ツイッターではいかにも書くのを忘れていたかのように装いましたが、あれはです。



さて、特にネタもないので、最近ヒマな時によく考えることを書きます。


良い塾ってなんだろう?


なんだか急に哲学みたいな話が始まってしまいましたが、やはり自分が塾の仕事をしている以上、「良い塾にしたい」というのはあります。

これは「良い先生になりたい」という話ではありません。

良い先生になれば結果的に良い塾になる方向へ向かうことになるので、完全に違うわけではないのですが、例えると、スポーツチームの監督が「良い監督になりたい」と思うのではなく、「良いチームにしたい」と思うのと似ているということです。


ただ、どういう塾が良い塾なのか、と考えると意外と難しいことに気づきます。

塾に対して面倒見という評価があります。

一般的には「面倒見が良い=良い塾」と思うのですが、個人的にはそうは思っておりません。

面倒見の良さというのは考え方によっては


物理的な面→拘束時間が長すぎる
精神的な面→塾任せになりすぎることで依存体質になり、自立心を育む機会を奪っている


等といったネガティブ要素も含んでいるからです。


よく体験に来られたお母様とお話したりすると


「面倒見が良いと聞いたので^^」


というお話が出ます。


(それはウリじゃないんだけどな…^^;)


と思いつつも


「ありがとうございます^^」


と、少し複雑な気持ちでお返事します。

もちろん面倒見が悪いという言葉が良い意味で使われることはまずありませんので、これは言われないようにしないといけないというのはわかります。

そうなると、面倒見の良さというのは

普通~良い のどれかにしなければいけません。

ここから取るべき道は2つです。


①リーダーが「ウチはこういう塾」と決めて突き進む(例えば「とことん面倒を見るから全て任せろ!」とか)

②相手によって 普通~良い の対応を変える


①はある意味楽です。

こういう塾だからそれを求めている人だけ来なさいという募集の仕方を出来ますし、入ってからも納得して通ってくれます。

ただし、間口が狭くなりすぎますし(広ければ良いとは思っていません)、人を選ぶ塾になりがちです。

自分のやり方に信念を持った職人気質の経営者が1人でやる場合は有効だと思います。



②が完璧に出来れば最高です。

例えば、アントレにしょっちゅう面談に来る方もいれば、ほとんど来ない方もおります。

こちらがスケジュールを決めて面談を組むシステムでは無く、誰でも自由に申し込めるため、裁量をご家庭に与えているためです。

しかし、一見良さそうに見えるこのシステムにも実は穴があります。

「ほとんど来ない方」が本当に「塾の面倒見をあまり必要としていないタイプ」であるか、判断しづらいのです。

本当は色々と話が聞きたいタイプなのに、


「子供の成績が芳しくないのは自分が子供を見れていないからってことはわかっている。多分行っても叱られるだけだろうな…」


などと二の足を踏んでいるだけかもしれません。

そういう方はむしろ強制面談の方がありがたかったりするはずです。

居残りなどについても面倒見を求める方は「是非やって下さい!」となりますし、そうでない方は「寝るのが遅くなるから時間内までにして欲しい…」となります。


さらに、相手によって対応を変えるせいで


「○○ちゃんにはこれをしてたのに私にはしてくれない」


という贔屓とか不平等といった問題に発展します。


何年か前の話ですが社会の教材の解答を授業後に配ると伝えていたことがありました。

すると、あるお母様から


「ウチは社会が苦手なので、子供と付き添って一緒にやることにしました。そのため、自分が元々全問解いておく必要があるため、解答が欲しいです。解答は子供の手に渡さず私がしっかり管理するのでいただけないでしょうか」


と言われましたので


「お母様、すごいですね。そういうことなら是非持っていって下さい」


とお渡したことがあります。

そういうことでもなければ、その日授業でやる問題の解答を事前に持っている意味はありません。リスクが増すだけです。


数日後、自分は家に解答があるんだというのが子供伝いに広まってしまい、それを子供から聞いた他のお母様から


「生徒によって解答をあげたりあげなかったりというのはおかしくないですか?」


とクレームを受けました。

聞いてみるとその方も事前にもらうのが可能ならば同じようにやりたかったらしく、不平等ではないかとのことでした。

たまたま電話を取ったのが私だったこともあり良く覚えております。(めちゃくちゃ怒られました;;)

解答をもらえなかった側からすれば確かにおっしゃる通りなのでひたすら謝りました。


良かれと思ってやったことが裏目に出た例です。


このように②は本当に難しいのです。

難しいですが、それは生徒や親1人1人のことをよく考え、理解することにつながります。

完璧にはいきませんが、その意識を持ち続ける姿勢こそ「良い塾」には必要なのだと信じています。



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