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タントアール

私は小学校の頃ゲームが大好きで、よくゲームセンターへ行っておりました。当時は「ゲームセンター=不良のたまり場」のような風潮があり、中々小学生が近寄れる場所ではなく、実際にはゲームセンターというより近所のサティの4Fだか5Fだかにあったゲームコーナーのことです。

1回で使える予算が200円と決まっていたため、100円玉2枚を握り締めて週1程のペースで行っておりました。

やれるゲームはメダルゲーム(100円で11枚)と10種類程のアーケードゲーム(1回50円)です。

私には3つの選択肢がありました。

①200円で22枚のメダルを交換し、メダルゲームをやる。
②100円で11枚のメダルを交換し、メダルゲームをやり、アーケードゲームを2回やる。
③アーケードゲームを4回やる。

当時は小4で、はじめはアーケードゲームが知らないゲームばかりだったので、①を選択し、メダルゲームばかりやっていましたが、途中でメダルゲームの理不尽さに気づき、徐々に②になり、③になっていきました。

一番忘れられないのがジャンケンマンというメダルゲームです。初めてゲームコーナーへ行った時は、知っているゲームが「ジャンケン」しかなかったので、単純にこればっかりやっていました。負けたときの

「まけー」

という声が異常な程に腹が立つのと、吸い込まれるようにどんどんコインがなくなっていくことに、当時まだ確率の概念がなかった私でも

「これはおかしい…」

と思いました。そして、試しに紙を用意して何週間かデータをとってみたところ、明らかにあいこと負けに偏っていることを発見し、子供心に

「大人は信用できない」

というのを実感したのでありました。たまーに勝つこともあるのですが、勝った時の払い戻しがほぼ全て2枚でした。期待値の概念がない当時でも、これは2回に1回以上勝たないといけないことが理解できましたので、それが判明してからは1度も触っておりません。

次に忘れられないのがダムダムボーイというメダルゲームで、タイミングよくボタンを押してバスケットゴールにシュートを決めてコインを獲得するというゲームなのですが、どうみても同じ位置でシュートを打っているのに、入る時と外れる時があるのに気づき(同じ位置だということを、兄と2人でドット単位で何度も確認しました)、

「大人は人間の心を持っていない」

というのを実感したのでありました。それ以来メダルゲームはやらないことにしました。そもそもメダルゲームをやっても10分でコインが全てなくなるので、すぐ帰宅することになり面白くありませんでした。

我々の関心は徐々にアーケードゲームへ移っていき、当時人気だったスト2とか色々あったのですが、兄と2人で一瞬で心を奪われたゲームがあります。

「タントアール」

というゲームでした。この単語を最近ネット上で見かけたので、懐かしくなってまたくだらない記事を書いてしまいました。はたしてこの記事の一体どこに中学受験要素があるのか教えて欲しいですよね。ブログタイトルの改名を余儀なくされそうです。

このゲームを1コインクリアするのに兄と二人で情熱を燃やしたことを思い出しました。

タントアール公式ページ

↑のリンクを開いてみて下さい。大人になり、中学受験の指導員という立場からこのゲームの内容を見てみると、何と素晴らしいゲームなんだと思いました。

ページ真ん中あたりに、収録されているゲームがいくつか紹介されております。

【スタンリーキューブいくつ】
単純な計算処理速度と図形の等積移動能力が鍛えられました。自慢じゃないですけれども私はこのゲームが大得意で、見た瞬間大体の個数を把握し、そちら方向へレバーを動かしている間に計算を終え、動きの無駄がなく答えを出せていました。図の例ですと、3×4+2×3+1×2=20としても良いですし、3つ積んである2つ分を1つしか積んでいない2つのところに入れて、直方体と余りを作り2×3×3+2=20としても良いです。おそらく当時の方が良い感性を持っていたと思います。

【スロットなブギにしてくれ】
観察能力を鍛えられました。テキトーに探すのではなく、絵柄の特徴を把握し、どこに注目すれば見つけやすいかをお題を出された瞬間に考えないといけません。ひっかけパターンも多いので意外と難しく、できれば敬遠したいゲームでした。

【アニマルサウンドシャワー】
一時記憶能力が鍛えられました。一時記憶は得意(長期記憶は苦手…)だったので、これでライフを落とすことはなかったのですが、苦手な人はいると思います。

【ブロックンロール】
図形概念が鍛えられました。画像の例だとかなり簡単ですが、これが+と-が混ざった3つ以上の式になったり、途中が?になるパターンもあったりします。答えがわかっても、27個の選択肢の中から探さないといけないのもつらいです。ひっかけの図が置いてあったりするので、正確さも問われました。

他にもたくさん種類があり、それぞれ色んな能力を駆使してクリアしていかなければいけません。

慣れてきたら1コインクリア出来るようになりましたので、50円で30分~40分近く遊べます。兄と二人でこれをやると3、4時間帰ってこないというのがしょっちゅうでした。当時は全く気にならなかったのですが、今考えると兄はその時小6だったので、受験は一体…と思ったのですが、あまり深いことを考えるのは止めておきましょう。


タイトル変更は避けたいので、結論を無理やり中学受験に関連づけます。

巷では、先取りとか飛び級とか言いますが、低学年のうちに4年生や5年生の算数をやらせるより、こういうのをやらせた方がよっぽど良いんじゃないですかね。「問題を先に早く教えてもらう」よりも「考える力をつける」「集中力を磨く」「計算力をつける」方がよっぽど大事なんじゃないかなぁと思います。例に載っていなかったので、紹介しませんでしたが【ひと筆めくりめぐり】というゲームでは中学受験算数で非常に重要な「試行錯誤する」力もつくと思います。

じゃあ、このゲームを買って来てウチでやるのが良いかというと、そうでもない気がするんですよね。多分、当時は50円がかかっていたので、ものすごく必死だったんだと思います。どうやったら速く正確にクリアできるかばかりを考えていたので、すぐに上達できたのです。

上記の能力はどれも大事かもしれませんが、結局一番大事な能力は

「心の底から必死にやれること」

かもしれません。



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ジャンル : 学校・教育

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Re: No title

>>???さん
学校選びですか。こういうのって結構他の人の塾ブログで良くあるので、あまり書くのもなぁとは思うのですが、ご要望がありましたので、忘れなければいずれ書いてみようかと思います!
プロフィール

カッシー

Author:カッシー
首都圏の中学受験専門塾で教室長をやっております。
中学受験情報、塾内での出来事、雑談等を記事にしていきます。
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